2019年7月19日ソウル市庁にて「ハンガン(漢江)の未来ビジョン国際フォーラム」が開催された。フォーラムでは、ソウル市とハンガン(漢江)の水環境を世界的に活用できる戦略を提示するため、①共有河川の平和的管理 ②気候変動を考慮した河川と都市の水循環 ③次世代の河川インフラの管理など3つのテーマにおける韓国・海外の政策及び事例を発表した。日本の京都大学及び米国のルイジアナ州立大学河川研究センター及び韓国の河川専門家などが参加した。発表した内容をもとにハンガン(漢江)が未来成長動力として目指すべき方向性について韓国の官・産・学・研・民の専門家らとソウル市民による討論・質疑応答が行われた。
フォーラムを主管するソウル技術研究院のコ・インソク院長は「今回の国際フォーラムで行われる韓国及び海外の専門家らの事例発表を通じて、共有河川としての活用の方向性に関するアイデアが提示されるだろう。また環境部を中心とした韓国政府の水管理一元化や、気候変動に対応するソウル市とハンガン(漢江)の目指すべき方向性についても充実した話し合いの場となるものと期待している」と語った。