ソウル市が最近のタルンイ利用データを分析したところ、2022年1月から5月までのレンタル件数は1,414万件であり、前年2021年同期1,022万件に比べ38.3%増加した。
これは、ソウル市が2022年3月から集中管理レンタル所を選定して運営し、使用量の多いレンタル所と少ないレンタル所との間でスタンドを調整してタルンイをより効率的に再配置したためと分析される。集中管理の施行2か月にして、現場で利用可能な自転車の台数が大幅に増えたため、公共自転車の利用量増加につながったものと予想される。
ソウル市は、各レンタル所の自転車の不均衡を解消するために、集中管理レンタル所を運営して、配送チームごとに1~2か所ずつ苦情発生の頻度に合わせて合計47か所のレンタル所を選定する等、3月より出勤時間帯に自転車が足りなくなるレンタル所に先回りして配置することを行っている。
ソウル市は今後とも、公共自転車のインフラ(基盤施設)及びサービスをますますアップグレードさせる予定だ。特に公共自転車は量的拡大だけでなくインフラのアップグレード、質的改善事業まで同時に取り組んでいるだけに、2022年にもタルンイの新規導入、綿密なレンタル所の設置、レンタル所の集中管理、自転車の安全教育等、市民がタルンイをより安全かつ便利に利用することができるよう多彩な政策を推進する計画である。
タルンイの利用増加の要因としては、ソーシャル・ディスタンシングの解除と日常回復による利用の増加、ソウルを訪問した外国人観光客による利用の増加も挙げられる。
ソウル市は今後とも青少年、青年、中壮年層等、あらゆる年齢の市民がタルンイを生活の中で身近に利用できるよう、安全かつ快適な環境を造成するために最善を尽くしていく予定だ。
添付3 タルンイの写真