ソウル市は、チョンノ(鍾路)区のタプコル公園一帯に「ラッキー(楽喜)通り」という高齢者にやさしい通りを造成し、細かい7種類のデザインアイテムである「ラッキー7」を適用した「高齢化サービスデザイン」を作った。
「高齢化サービスデザイン」事業は、市が2013年に実施した「ジョンミョ(宗廟)・タプコル公園周辺サービスデザイン企画設計」をもとに、福祉・交通・歩道環境・デザインなど様々な分野の改善を通じてこの一帯を特化通りに作る事業である。
例えば、通りの商店は1960〜70年代の商店街の看板を掲げ、通りの周辺には学生時代に使っていた品々を展示したショーケースとDJボックスが高齢者たちの郷愁を誘って安定感が増す。また、周辺の商店を「やさしい店」に指定してミネラルウォーターを提供したりトイレを利用できるように協力し、食堂で食べ物を注文しやすく里程標とメニューのデザインを大きな文字と色彩にする。
高齢化サービスデザインを適用した物理的環境改善だけでなく、これを持続的に維持・管理して活性化するための努力も継続する。市は今後の地域商人たちをはじめとする住民や高齢者が直接参加するサービスデザインプログラムを活性化し、高齢者の親和距離を拡大していく計画だ。
– ラッキー通り7造成後の写真
① やさしい店
② 高齢者優先トイレ
③ 大きい文字のメニュー、 ④ 以心伝心マニュアル
⑤ 杖ホルダー
⑥ 高齢者の里程標
⑦ 心臓応急所(AED)