- ソウル市は中東最大ICT展示会「GITEX」にパビリオンを設置し、ソウルの企業や市の広報に取り組む
- グローバル市場で競争力持つソウルの有望ICT企業9社が参加し、投資誘致や販路開拓を狙う
- 現地の海外投資家とのネットワークを強化し、海外投資誘致に向け潜在投資の確保へ
ソウル市は、世界144ヵ国から14万人余りが参加する中東最大ICT展示会「GITEX Future Stars」(10月7日から21日)へのソウルの有望ICTスタートアップ9社の参加を支援し、投資先としてのソウル市の魅力をアピールすると発表した。市は同展示会にソウル企業ブースを設置し、本会場にはソウルの投資誘致環境をPRするソウル広報ブースを出展する。
ソウル市は「GITEX Future Stars」にソウル企業を紹介するためのパビリオンを設置し、市の有望ICT企業9社の技術力と各社製品の広報に取り組む。また、潜在投資家を見出し販路を確保すべく、1社当たり毎日3、4件の輸出商談およびネットワーク作りの機会を提供する。
「GITEX Future Stars」は、展示会場全5つのエリアの中でもスタートアップに特化した展示エリアで、約60ヵ国から700社余りのスタートアップと400人余りの海外投資家が訪れ、ネットワークを形成する。また、参加企業間のPitch Competitionやメンタリングセッション、ビジネスマッチングなど様々なイベントを通じて中東地域の投資家やバイヤーとのネットワーク拡大の機会を提供している。
参加企業は、人工知能やヘルスケア、IoTなどの分野別に国内外の投資家から推薦された37社のうち、外部の専門家による審査を経て今年6月に選定した。
人工知能(AI):DEEPBRAIN AI、Nota、DABEEO、SEOUL ROBOTICS、スマイルベンチャーズエヌシング、ヘルスケア:ROOTONIX、IoT:DOT、クラウド:DATA COMMAND
また、本会場にはソウル市を紹介するためのパビリオンを設置し、韓国とソウルの投資環境や市の投資融資政策を紹介する一方、現地の海外投資家とのネットワーク作りに努め、将来的な投資誘致に向けた潜在投資家を積極的に取り込む考えだ。
ソウル市のペ・ヒョンスク新成長産業企画官は「中東市場はオイルマネーをベースに豊富な資金力を有しており、脱石油時代に備えICT分野に国レベルで惜しみない支援を行っているため、韓国企業にとっては無限の可能性を秘めた地域」だとしながら、「今回の展示会への参加により、ソウルの企業らが中東地域に有力なパートナーを見つけられることを願っている」と語った。
GITEX homepage
GITEX 2020のソウルパビリオン(オンライン) |
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