ソウル市は、横断歩道の拡充をたゆまず推進してきた結果、2021年だけで全28か所の横断歩道を設置・開通するという成果を収めている。今年2022年にも31か所の追加設置を実施するなどして、安全な歩行環境の構築にますます拍車をかける。

市はこれまで、自動車中心の交通政策から人中心の交通政策へのパラダイムシフトを目指して、多様な事業を推進してきた。このうち、横断歩道の設置の拡充は、歩行者の安全を大幅に確保できる代表的な事業として、市民から高い実感度と好反応を得ている。

特に、「X字横断歩道」と呼ばれるスクランブル交差点の場合、外周を迂回しなければならない不便を大幅に減少させるだけでなく、子ども保護区域など歩行安全が必須とされる場所では、交通弱者が安心して道を渡れる環境を提供することができる。これにより、ソウル市は2021年だけでイテウォン駅、新世界百貨店前、小学校周辺地域など14か所にスクランブル交差点の設置を完了させ、歩行利便性を向上させた。これに加え、断絶された歩行ルートには横断歩道を追加設置して、利便性を高めた。

ソウル市は、横断歩道の拡充を継続するため、2022年にも計画の策定や設計などを速やかに推進していく見通しだ。クロ(九老)デジタル1団地交差点など、たくさんの歩行者が利用する主な業務地区や生活地区を中心に、全31か所にスクランブル交差点と一般横断歩道を追加設置する。

2021年横断歩道設置写真

イテウォン駅 – スクランブル交差点

新設(前)	新設(後)

チュン(中)区新世界百貨店前 – スクランブル交差点

新設(前)	新設(後)

ヨンドゥンポ(永登浦)区ソガンデギョ(西江大橋)南端– 横断歩道新設

新設(前)	新設(後)

カンナム(江南)区アックジョン駅交差点 – 横断歩道新設

新設(前)	新設(後)