ソウル市が国土交通部と共同で推進している「C-ITS実証事業」の一環としてマポ(麻浦)区サンアムドン(上岩洞)に世界初の「5G融合都心自律走行テストベッド」を造成、2019年6月22日には自律走行管制センター「ソウル未来モビリティセンター」をオープンする。
サンアム(上岩)自律走行テストベッドは、都心型*自律走行支援のC-ITS関連インフラをはじめ、精密道路地図プラットフォーム、電気自動車充電スタンドなどの施設を完備している。韓国の最先端5G融合自律走行など各種未来モビリティを実証する場所として24時間無料で民間に開放する。
*過去の韓国自律走行テストベッドは、キョンギド(京畿道)ファソン(華城)市にあるK-Cityである。ここは
閉ざされた場所に道路環境を再現し、自律走行の試験や車の認証などを行っている。
ソウル市はこれを記念し、国土交通部と科学技術情報通信部と共同で「サンアム(上岩)自律走行フェスティバル」を開催する。
2019年は韓国に自動車と電話が取り入れられて110年になる年であり、世界で初めて商用化に成功した5G技術と未来モビリティを代表する自律走行・コネクテッドカーをソウル市の中心部にあたるサンアム(上岩)で走行するというのは歴史的にも実に意味深い。
イベント会場を訪れた市民たちは、自律走行車に乗って走行体験もでき、自律走行車の原理が理解できる各種展示を通じて未来の交通について学ぶこともできる。
「5Gでつなぐ未来交通」というテーマで開かれる「サンアム(上岩)自律走行フェスティバル」には、SKテレコム、KT、サムスン電子、LG電子、Unmanned Solutionなど韓国の自律走行に関する優秀企業をはじめ、ヨンセ(延世)大学校やクンミン(国民)大学校などを含む17の機関が参加、韓国最大級の未来交通体験フェスティバルとなる予定だ。
市民たちを乗せた7台の自律走行車(バス4台・乗用車3台)は、ワールドカップブクロ1.1km区間を走りながら5G基盤による信号の認識や故障車両を避ける技術など多彩な自律走行技術を公開する。
今回のフェスティバルには、5G自律走行車のリモートコントロール、ドローン体験、電気自動車などの各種技術展示も行われ、近い将来、人々の暮らしに変化をもたらす未来モビリティ技術を体験する絶好の機会となる。
市民の安全とイベントの円滑な運営のため、ソウル市は6月22日午前5時から午後5時まで、ワールドカップブクロのデジタルメディアシティ十字路~ワールドカップパーク6団地十字路区間の両方向8車線のうち6車線の通行規制を実施する。ワールドカップパーク2団地十字路→ワールドカップパーク4団地十字路→デジタルメディアシティ十字路区間の一部(1~2車線)も午前5時から11時まで通行を規制する予定だ。
サンアム(上岩)自律走行フェスティバルのご案内
□ フェスティバルの概要
○ 名称:サンアム(上岩)自律走行フェスティバル(テーマ:5Gでつなぐ未来交通)
○ 日付:6月21日~6月22日
– (フォーラム) 6月21日(金)、14:00~17:00 (S-PLEXセンター地下1階多目的室)
– (メインイベント) 6月22日(土)、10:00~17:00 (サンアム(上岩)ワールドカップブクロ、サンアム(上岩)文化広場前など)
□ 総括プログラム
総括プログラム
プログラム名 |
日時 |
場所 |
備考 |
ソウル自律走行フォーラム
(主題発表および
専門家による討論など) |
6/21(金)
14 :00~17:00 |
サンアムドン(上岩洞)
S-PLEXセンター
シナジウム地下1階 |
当日参加
登録 |
未来モビリティセンター
オープン(自律走行管制の
試験的稼動) |
6/22(土)
09:30~10:00 |
サンアムドン(上岩洞)
S-PLEXセンター
スマーティウム1階 |
|
公式記念行事 |
6/22(土)
10:00~10:25 |
サンアム(上岩)文化広場
前の歩道 |
誰でも
参加可能 |
技術展示およびVR体験
(自律走行車の展示など) |
6/22(土)
10:25~17:00 |
サンアム(上岩)文化広場
前の歩道 |
誰でも
参加可能 |
5Gコネクテッドカーの
試験運転 |
6/22(土)
10:3~11:00 |
サンアムドン(上岩洞)
ワールドカップブクロ
(約1.1km) |
|
5G自律走行車(7台)の
乗車体験 |
6/22(土)
13:00~17:00 |
サンアムドン(上岩洞)
ワールドカップブクロ
(約1.1km) |
現地受付後
乗車可能 |