ソウル市は、ソウルの未来を担う中核産業である人工知能(AI)分野において、グローバル中心都市へ跳躍するために、これから拠点となる「ソウルAIハブ」(瑞草区胎峰路108)を2月上旬に完工し、5月オープンに向けて準備していると発表した。
「ソウルAIハブ」の規模は、延べ面積10,020㎡、地下1階~地上7階。AI専門人材の育成から企業発掘·支援と研究はもちろん、AI専門家らが活発にコミュニケーション·交流する、AI分野専門支援機関である。
<クリエイティブな発想·アイデア共有でシナジー効果を生み出せる最適な空間を演出>
今回竣工した「ソウルAIハブ」の最も大きな特徴は、入居企業の仕事空間を、典型的な廊下型ではなく、北側と東側に「ㄱ」字型レイアウトにし、広いシェア空間を確保したということ。日当たりの良い南側と西側には四角いオープンシェア空間をつくり、入居企業の目的に沿って活用できるようにし、自由な発想を促す。
なお、1階の中央ロビーは、建物全体を垂直に貫通する開放式に作られ、日当たりが良く、快適な雰囲気はもちろん、温度、湿度を調整する省エネ設計で作られた。
また、最優秀エコ建築物認証を取得した高いエネルギー効率とバリアフリー優秀認証など、障害者と移動弱者にも安全で便利な施設となっている。
5月オープンする「ソウルAIハブ」は、AIスタートアップ、協力機関、カイスト(KAIST)AI大学院など、AI産業·教育·研究を率いる人材が入居、AI企業と研究所の交流·協力、AI専門教育と大規模のコンファレンスなどが行われる、グローバルAI中心都市ソウルに向けた拠点として運営される。
ソウル市のチェ·ジンソク都市基盤施設本部長は、「ソウルAIハブは、入居するスタートアップと人材のクリエイティブ発想、協力と共有を通じたシナジー創出に最適化した空間となっている」とし、「自然豊かなテラスも設けたので、市民がAI産業体験はもちろん、緑を楽しめるように取り組んだ」と述べた。