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環境/エネルギーニュース

  • ソウル市、ガソリンスタンドを電気自動車の充電スタンド・燃料電池・太陽光を備えた総合エネルギーステーションへ

  • ソウル市総合ニュース SMG 647

    Sk energy

    ソウル市は、燃料電池と太陽光発電により電気を生産し、電気自動車の充電スタンドを備えたガソリンスタンド「総合エネルギーステーション(TES、Total Energy Station)」1号店をSKパクミガソリンスタンド(クムチョン(衿川)区)にてオープンした。

    今回、ソウル市が全国で初めてオープンしたSKパクミガソリンスタンドには、燃料電池300KW、太陽光発電20kW、電気自動車の超高速充電器1基、休息充電器1基を設置した。ガソリンなど従来の注油サービス以外にも、電気自動車の充電が可能となる。
    ソウル市は、2021年1月にSKエネルギーと協約を締結し、ガソリンスタンドに燃料電池や太陽光発電を設置して直接電気を生産したり電気自動車の充電施設も備える等、新再生エネルギーの拡大を目指し協議を続けてきた。自動車によりアクセスしやすい都心内のガソリンスタンドに電気・水素自動車の充電施設を設置することで環境にやさしい自動車充電インフラ施設として活用し、ガソリンスタンド内に新再生エネルギーを直接生産できる燃料電池や太陽光発電設備を設置することにより既存の化石燃料と新再生エネルギーの両方を供給する拠点施設へと変貌させるという趣旨だ。

    ソウル市とSKエネルギーは、ガソリンスタンド内に燃料電池発電施設を設置できるようにするための規制改善について、産業部に何度も建議を行った。その結果、2021年5月に規制サンドボックスの実証特例承認を受け、2022年1月より2年間、ガソリンスタンドに太陽光発電や燃料電池、電気自動車の充電器を設置する実証事業を行うことが可能になった。

    市は、より効果的に燃料電池を活用するため、ガソリンスタンドで直接生産した電気を直に電気自動車の充電に活用できるよう、電気事業法の改定などその他の規制改善案についても建議を続けていく予定だ。
    また、SKエネルギーとの実証事業を皮切りに、他の石油企業とも協約を行い、ソウル市のガソリンスタンドの大多数を占める自営業ガソリンスタンドが積極的に参加できるよう協力していく予定だ。
    一方、ソウル市は2021年に「ソウルビジョン2030」、2022年1月にカーボンニュートラル達成のための今後5か年における具体的な実施計画である「ソウル市気候変動対応総合計画(2022年~2026年)」を発表しており、電気自動車時代をより早く実現できるよう必要なインフラの構築に力を尽くすと発表している。ソウル市は、官民協力システムの構築により規制の改善をリードし、関連事業の基盤を設けて、2030年までにはこのような総合エネルギーステーション(TES)をソウル市全域に拡大する計画だ。