ソウル市長として初めて西南アジアを歴訪中のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は、2017年11月8日、インドのデリーにオープンした「ソウル・インド経済交流センター」の開所式に出席し、「ソウル市は、センターと協力して、韓国の有望なスタートアップ企業と中小企業のインド進出及び投資誘致を助ける掛け橋の役割をする」と述べた。
「ソウル・インド経済交流センター」は、韓国のスタートアップ企業のインド進出及びインドのスタートアップ企業のソウル進出を支援するプラットフォームの役割をする機関である。2010年の韓国・インド包括的経済提携協定の締結後、韓国の数多くの大企業がインド各地域に進出、現地法人を設立するなど善戦しているが、中小企業やスタートアップ企業は進出の機会がほとんどないという現実があるためだ。
パク市長は開所式の祝辞で「今は韓国のスタートアップ企業と中小企業にも機会が与えられるべき時期」と述べ、さらに「韓国のスタートアップ企業のインド進出とインドのスタートアップ企業の韓国進出を支援する媒介機関がオープンしたからには、ソウル市も経済交流センターと協力して様々な後続プロセスを推進していく」と語った。
さらにソウル市はかつて、インドを新しい投資誘致ターゲット国に定め、韓国の中小企業とスタートアップ企業のインド市場進出の足場を準備するため、2016年9月、ソウルでインドの経済使節団とソウル所在の企業が投資について相談できる場を設けたことがある。
一方、パク市長はハリヤーナー州グルガオン・サイバーハブ・アリーナにて「ソウル・インドフェスティバル」(Seoul-India Friendship Festival、11月8日~9日)を開催し、インド市民と直接触れ合える場を設けた。ソウル市の交流未開拓地域であるインド現地にて、ソウルの文化や観光など、ソウルの都市ブランドを総合的に紹介するフェスティバルの第1回目だ。パク市長はNANTA(ナンタ)の公演中のステージにサプライズ出演し、公演を一緒に披露することもした。