世界最高の創業都市として話題を集めているイスラエルの経済首都「テルアビブ」が、ソウル市と友好都市協定を締結し、協力し合うこととなる。イスラエルの都市としては初めてであり、中東地域ではイランのテヘラン、オマーンのマスカットに続いて三番目の友好都市締結である。
イスラエルのテルアビブを訪問中のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は、テルアビブ市庁でロン・フルダイ(Ron Huldai)市長と会談し、「ソウル市-テルアビブ市間の友好交流協力のための了解覚書」を締結した。
両都市は今回の友好都市協定で、スタートアップのエコシステムの改善や、革新創業、文化・観光、スマートシティ、交通、社会革新、共有経済、持続可能な発展などの分野で協力することを決定した。
特にソウル市が未来の経済地図を変えるコア戦略として「革新創業」に集中している中、イスラエルのハイテク企業の70%が密集したグローバル創業都市であるテルアビブとの新しいパートナーシップを、ソウルの革新創業のエコシステム構築にとって力になれるようにすることを目標としている。
テルアビブは、イスラエル西部の地中海沿岸にある経済的中心地だ。小さな港町だったテルアビブは、1909年にユダヤ人が移住し始めたことにより、本格的に開発が始まった。
特に、初期スタートアップ企業に最適な業務環境を提供し、海外投資家・企業家を誘致するための様々な政策を繰り広げ、世界最高の創業都市の一つとなっている。これは1998年から21年間、5期にわたってテルアビブ市を運営してきたフルダイ市長の働きが大きいという評価だ。また、40年間マイナス成長を記録していたテルアビブの人口が、フルダイ市長の在任中に10%以上増加した。
パク・ウォンスン(朴元淳)市長は、イスラエルのバイオ革新創業インキュベーターの「FutuRX」を訪問し、ソウルのバイオ産業の育成中核拠点であるホンヌン(洪陵)の「ソウルバイオハブ」との協力案について議論した。