ソウル市が2020年にKOICA(コイカ、韓国国際協力団)に提案したアフリカのタンザニア上水道施設改善事業が、2023年度KOICA無償援助(ODA)新規提案事業のうち1つとして外交部に提出された。
事業を推進することが最終的に確定した場合、2023年から2026年までKOICA基金382万ドル(約47億ウォン)を投入してアフリカ・タンザニア地域にクリーンで安全な飲用水を供給する計画である。
ソウル市は2019年9月、タンザニアのドドマ市より上水道技術コンサルティングの要請を受け、当年12月には現地訪問を通じた事前調査及び技術診断コンサルティングを実施している。
ソウル市は、タンザニアの行政首都であるドドマ市と、農村地域であるアルーシャ州に最適な上水道施設モデルの構築を目標としており、既存の老朽化している上水道施設を改良して、漏水率を低下させる先進的な上水管ネットワークブロックシステムを導入する計画である。また、現地の人々に対する上水道施設運営管理力の強化教育もその中に含まれている。
ソウル市は、事業が完了するまでKOICAと緊密な協調を進め、今後とも飲用水の不足により困難を感じている発展途上国に最適な事業モデルを開発して、劣悪な上水道施設改善に対する支援を持続的に推進する予定である。