ソウル市は、電気自動車普及への功労が認められ、「世界電気自動車協会」により電気自動車モデル都市賞「E-Visionary Awards」を受賞した。
「E-Visionary Awards」とは、世界各国の都市と電気自動車関連企業の団体である「世界電気自動車協会(The World Electric Vehicle Association, WEVA)が開催する「世界電気自動車シンポジウム」で授与される栄えある賞であり、電気自動車の普及に寄与している都市や機関が選ばれている。
今回の「E-Visionary Awards」ではドイツのフランクフルト、スペインのバルセロナなど、世界の9つの都市が応募したが、最終的にはポルトガルのリスボン、アメリカのLA、そしてソウルが受賞都市に選ばれた。今回のソウル市の受賞は、ソウル市が今まで持続的に進めてきた電気自動車の普及事業が国際的にも高い評価を得ていることを示している。
ソウル市は2010年より、電気自動車及び急速充電施設を試験的に運行している。2010年のG20ソウル・サミットの期間中には、電気自動車、水素燃料電池車など、計53台のグリーンカーを運行し、世界各国に韓国の技術レベルを知ってもらった。とくに、2009年、企業と共同で製作事業に着手し、2010年12月、世界ではじめて常用運行を始めた「電気バス」(南山)は、ロイター、CNNなど、世界有数のマスコミに報道された。これ以来、世界から注目を集め、多くの都市の指導者たちが施設を見学するために訪韓している。
ソウル市は2011年にも環境部から「電気自動車リード都市」として選ばれた最初の都市であり、電気自動車を代表する都市として国内外における地位は益々高まっている。