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文化/観光ニュース

  • ソウル市、「9月の未来遺産」発表

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,257
    ソウル市は、そこにまつわる物語がある「今月の未来遺産」を毎月選定して広報を実施している。「9月の未来遺産」は、8月12日~24日に行われた投票の結果、チョンゲチョン(清渓川)復元工事前の歴史を物語る「チョンゲチョン(清渓川)高架道路存置記念物」と韓国初の国産新薬である「ファルミョンス(活命水)」、そして韓国の議会政治の象徴である「国会議事堂」が選定された。

    ① チョンゲチョン(清渓川)高架道路存置記念物

    「チョンゲチョン(清渓川)高架道路存置記念物」は、2006年にチョンゲチョン(清渓川)高架道路が撤去されたときに残された橋脚の一部である。チョンゲチョン(清渓川)高架道路は、1960年代からの韓国経済の急成長を象徴する施設であった。しかし交通渋滞の深刻化と道路の老朽化によりチョンゲチョン(清渓川)復元事業と連携して撤去することが決められた。この施設は韓国の近代化と首都ソウルの発展を垣間見ることができる象徴性を有することから、2013年未来遺産に選ばれた。

    ② ファルミョンス(活命水)

    1897年9月に製造された「ファルミョンス(活命水)」は宮中秘方に西洋医学を取り入れて作られた韓国初の新薬である。発売から124年が経った今日でも大勢の人々に愛用されている韓国最長寿ブランドであり、1つの時代を代表する医薬品として保存価値があることが認められ、2013年に未来遺産に選ばれた。「命を救う水」という意味で名付けられた「ファルミョンス(活命水)」は、国民からの知名度99%に達するほどの国民的消化剤で、消化不良、食欲不振、食べ過ぎ、吐き気などに優れた効果がある。発明当時の「ファルミョンス(活命水)」1本の価格はソルロンタン2人分にマッコリ(朝鮮半島の伝統酒)まで飲める50銭だったが、日本による植民地時代には収益金の一部が韓国の独立資金として活用されたこともある。

    ③ 国会議事堂

    「国会議事堂」は韓国の議会政治を象徴する建物であ。現在ヨイド(汝矣島)にある国会議事堂は1975年9月1日に完工した。そのデザインを見ると、ドーム型の屋根は、対立する多くの意見が円満な結論に達することを意味し、二十四節気を象徴する24本の列柱は、1年中国民のために奉仕するという意味があるなど、政治的かつ建築的に様々な意味が込められている。 「今月の未来遺産」に関するカードニュースやその他の様々な興味深い物語については、ソウル未来遺産ホームページ(futureheritage.seoul.go.kr)の「今月の未来遺産」掲示板や、ソウル未来遺産の公式Facebook・Instagramでも読むことができる。 ソウル市は、大勢の市民が共有できる共通の記憶と感性を持つ近現代のソウルの遺産を、絶やすことなく未来世代に伝え残していくため、2013年から「ソウル未来遺産」事業を開始しており、これまで489件の未来遺産が選定されている。

    今月の未来遺産(9月)

    今月の未来遺産(9月)
    1. チョンゲチョン(清渓川)高架道路存置記念物 2. ファルミョンス(活命水)
    3. 国会議事堂  
     
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