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文化/観光ニュース

  • ソウル市、「2019公共デザイン市民公募展」受賞作、休憩・舞台デザイン54点を公開

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,091
    ソウル市は、第100回全国体育大会の開催とともに推進している「文化体育大会」及び「文化が流れるソウル広場」と連携し、「2019年公共デザイン市民公募展」を実施した。「国民がともに参加する楽しいフェスティバル」をテーマに2019年3月から公募を開始、「文化体育大会」が行われる各会場の憩いの場に設置するユニークな作品、また「文化が流れるソウル広場」の舞台デザインなど文化イベントが行われる会場に適用できるデザインが数多く応募された。 ソウル市は応募作の中から作品性・空間創出効果・公共性などを審査し、創意的で製作・設置が可能なデザイン54作を選定した。一般部部門は35作(大賞1・金賞2・銀賞3・銅賞4・奨励賞10・入選15)、学生部部門では19作(大賞1・金賞1・銀賞2・銅賞3・奨励賞3・入選9)を選定した。 一般部の大賞は、モジュールを幾何学的に表現して合理的で効率的な空間を考慮したチョ・ヒョンモク作「Meet n’ Grid」が受賞。この作品はステージの空間と他の空間を合わせた有機的な空間をコンセプトとしており、空間の中でさらに様々な他の空間を使えるよう考慮されたデザインが今回の公募展のテーマをよく表現していると評価された。 一般部の金賞には、チャン・インス作「Seoul Balloon」、そしてチョン・ジンヒョンとソン・ミンギョンの合作「五輪ステージ」が選ばれた。「Seoul Balloon」は、空中に浮いている2つの風船が透明な紐でつながっているというデザインで、イベントの象徴性を現わす素材で柔軟性と軽量性を両立させたデザインであり、憩いの場の移動・設置・解体が容易にできるよう工夫されている。また「五輪ステージ」は、オリンピックシンボルの五輪マークをモチーフに造形的にデザインした作品であり、バランスの取れたカラーや形であると評価された。 次世代の公共デザイナーの育成を目的として取り入れた学生部部門では、イ・ヒョンジュンとパク・エスダの合作「HFAD(Head For a Dream)」が大賞を受賞。この作品は夢に向かって進む人々のためのステージをコンセプトとしており、調和の取れた開放的なデザインであると評価された。 学生部部門の金賞は、ペク・ハジョンとチャン・ジョンウンの合作「Sign Language」が受賞した。「Sign Language」は多目的に活用できる手話椅子をデザインした。この作品は自由自在に手話の形が変更できるだけでなく、電光掲示板を利用して文字も変更できるようデザインされており、学生らしく創意的であるという評価を受けた。 授賞式は10月4日(予定)ソウル市庁で行われ、10月3日(木)から11日(木)までの9日間、総合運動場で展示会も開催する。 ソウル市は2019年も受賞作を実物大に製作して展示し、ソウル市民が直接利用し経験した上で市民の意見を収集する。そして活用度の高い作品は追加製作し、市民のための施設としてソウル市全域に設置する予定だ。
    2019公共デザイン市民公募展
    大賞 <Meet n’ Grid> チョ・ヒョンモク作
    金賞 <Seoul Balloon> チャン・インス作 金賞 <五輪ステージ>
    チョン・ジンヒョン&ソン・ミンギョン合作
    大賞 <HFAD> イ・ヒョンジュン&パク・エスダ合作
    金賞 <Sign Language> ペク・ハジョン&チャン・ジョンウン合作
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