ソウル市が、オリンピックデロの一部の区間において、雨の日もくっきりと見える「高性能ガラスビーズ車線ライン」を試験的に適用し、性能の検証を実施する。雨の日、雨水がかかるとぼやけて見える車線ラインの視認性を改善するための方策で、運転者により安全な道路環境を提供できることが期待される。
一般的に、車線ライン用塗料には車のヘッドライトを反射して視認性を高られるようガラスビーズが混ぜられるが、今回の「高性能ガラスビーズ車線ライン」には、一般のガラスビーズよりもサイズが約2倍大きく光の反射率が高い「雨天型ガラスビーズ」が使用されており、車線が雨水に覆われても高い視認性を発揮できるのが特長だ。
区分 | 一般のガラスビーズ | 雨天型ガラスビーズ |
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原理 |
ソウル市は2025年、オリンピックデロにて、高性能ガラスビーズ車線を試験的に適用して、性能検証を実施する計画だ。オリンピックデロは、ソウル市内の自動車専用道路のうち最も長く、車が走行速度を十分に出すことができるため、車線の性能と耐久性を総合的に評価しやすい環境であると判断され、対象地に選ばれた。
▴高性能ガラスビーズ車線ライン | ▴案内看板 | ▴VMSメッセージ表示 |
2025年末までの1年間、品質評価と分析を実施し、アンケート調査やインタビューなど様々な方法を用いて、実際に道路を利用する人々が体感できる効果のほども調査する予定だ。