ソウル市は、2021年上半期に5千人を選定して「青年ウォルセ」を支援したことに続き、下半期に2万2千人を追加で選定する計画だ。10か月間、月20万ウォンのウォルセ(月々家賃)を支援する。これに関連し、2日に補正予算179億ウォンを追加で確保した。
ソウル市は、上半期に募集した際に、選定予定の5千人よりも7倍多い約3万6千人の青年たちが申請するほど「青年ウォルセ」政策に対する需要が高かったため、今回は対象者を大幅に増やし、政策需要の滞りを解消して青年たちの住居安定を図ることが目標だ。
7月27日に募集告知を掲示し、8月10日(火)から19日(木)までソウル住居ポータル(
https://housing.seoul.go.kr/)で申し込みを受け付ける予定だ。
実際に10か月間、青年ウォルセの支援を受けた青年たちを対象に初アンケートを実施した結果、青年たちの体感満足度が高いことが明らかになった。回答した青年たちは▴住居(98.7%)、▴経済(95.6%)、▴生活(98.7%)分野で肯定的な効果があったと回答した。
住居分野では、回答者の約半分である48.6%が住居費の負担が緩和されたと答え、経済分野では68.4%の青年が、生活する上で全般的にゆとりを持てるようになったことを最も大きな変化として挙げている。生活分野では心理的な安定感が得られるようになった(32.2%)が最も高く、食生活および生活全般が改善された(26.9%)が後に続いた。
新型コロナウイルスの長期化により、青年たちの住居費に対する負担がさらに重くなり、また、中高年層も子どもたちに対する継続的な住居費の支援により負担を抱えている中、ソウル市は青年たちの住居安定と住居費の負担を下げられるように多角的な支援を拡大し続ける方針だ。