ソウル市は今年の「除夜の鐘」つきイベントのスローガンを「希望ソウル – 市民が希望です」と定め、社会の各分野で勇気と希望を与えてくれた市民代表10人を選び、12月31日に鐘路の普信閣で 33回の除夜の鐘を鳴らした。
今回の鐘つきイベントで、朴元淳(パク・ウォンスン)市長は2005年に市民代表として参加したが、今年はソウル市長として、普信閣(ポシンガク)に集まった10万人の市民と共に壬辰年を迎えた。
今年の鐘つきイベントに参加した著名人は、毎年定例的に参加している固定メンバーのソウル市長、ソウル市議会長、ソウル市教育監、ソウル警察庁長官、鐘路区庁長とソウル市ホームページで市民によって推薦された10人が選ばれた。
ソウル市は、当日現場を訪れた多くの市民のために、普信閣特設ステージと清渓広場(チョンゲ・グァンジャン)ステージを設け、市民に大きな感動を与えるための美しく華やかなステージシステムと鐘つき前後の芸能人による祝賀公演など、多彩なプログラムを行った。
さらに、今回の除夜の鐘つきイベントは、インターネット放送やTwitterを通じてイベントの現場をリアルタイムで生中継し、歴代イベントの中で最も多くの市民が参加し、共感できるものとなった。
オンライン生中継は、「ソウル市インターネットTV、KTオーレオンエア、アフリカTV、パンドラTV」などで同時に行われる。
– ソウル市インターネットTV :
http://tv.seoul.go.kr/seoul2011/live/newyear.asp?mCode=030200– KTオーレオンエア:
http://onair.olleh.com/seoulmania/tj2– アフリカTV:
http://www.afreeca.com/hiseoultv– パンドラTV:
http://bizlive.pandora.tv/special/vod.ptv?id=seoullive また、清渓広場の中央ではLED普信閣の中継を通じて、現場で鐘つきイベントが観覧できない市民に便宜を提供した。
朴元淳ソウル市長は新年のメッセージを通じて、市民が希望に満ちた新年を迎え、希望とコミュニケーション、国民の和合と健康な一年になることを祈り、2012年の壬辰年の始まりを知らせた。
鐘つきの由来
朝鮮初期の太祖(テジョ)5年(1396年)から、都城の4大門(崇礼門、興仁之門、粛靖門、敦義門)と4小門(恵化門、昭徳門、光熙門、彰義門)を一斉に開閉するために鐘をついてきた。早朝に打つ鐘を『罷漏(パル)』、夕方の鐘を『人定(インジョン)』とした。
※ 普信閣という名称は、高宗(コジョン)32年(1895年)から呼ばれており、一般的には鐘楼と呼ばれた。
罷漏 – 33回鐘つき(夜明け)
– 五更三点(午前4時頃)に33回鐘をついて門限を解除し、都城8門を開いてその日の活動を始めた。
– 33回の鐘つきは仏教に由来するもので、観音菩薩が衆生を救うために33天に分身し、これによって33回鐘をつくようになった。
人定 – 28回鐘つき(夕方)
– 夜10時頃に通行禁止を知らせるために28回鐘をつき、都城の門を一斉に閉じた。
– 古代の天体を東、西、南、北の4宮に分け、各宮を再び7等分した28区(または28宿)内の星座の数によって28回鐘をつくものだ。
※ 人定は、宇宙の1月星の28宿に告げることで、罷漏は帝釈天が率いる天の33天に告げ、その日の国泰民安を願う仏教と関係がある。
※ 除夜の鐘つきは、一年を送り出し、新しい年を迎えながら、市民の健康と安寧を祈る意味を持つ。