ソウル市とソウル観光財団は、ソウル市が「2020年ビジネス・トラベラー・アワード(Business Traveler Awards)」で「世界最高の国際会議都市(Best International Meeting Destination)」に選ばれたと発表した。
「ビジネス・トラベラー・アワード」は、アメリカとヨーロッパ地域を代表するビジネスマン向けラグジュアリー旅行誌『ビジネス・トラベラー(Business Traveler)』が、1988年から航空・空港・ホテルなど53の各分野において第1位を選んで発表するという、「MICE・ビジネス観光分野」を代表する賞。
今回の受賞は、『ビジネス・トラベラー』誌の購読者20万人を対象に2019年7月から8月までの2か月間、オンライン投票を行い、選定に至った。
※ ビジネス・トラベラー(Business Traveler):1976年に英国で創刊され、約20万人の購読者を保有する。アメリカやヨーロッパ地域を代表するビジネスマン向けラグジュアリー旅行誌で、航空・ホテル・都市・ライフスタイルなど、ビジネス旅行者のための情報を提供している。(購読者の31%が年1回以上のビジネス旅行に出かけている)
特に、ソウル市の今回の受賞は、2012年から2017年までの6年連続「世界最高の国際会議都市」に選ばれた後の第7回目の受賞だとことで、その意味は大きい。2018年と2019年にはこの分野での受賞がなかったことを考えると、事実上、ソウル市はMICE分野を代表する都市としての地位を確固たるものにし、世界の注目を集めていると解釈できる。
この受賞に先立ち、ソウルは2019年の7月、「国際団体連合(UIA、Union of International Association)」が毎年発刊する「国際会議統計報告書(International Meetings Statistics Report)」で5年連続(2015〜2019)世界3位の国際会議都市に選ばれている。さらに、2019年11月には、国際会議分野のオスカー賞とも呼ばれる「ICCA BEST Marketing Award(国際会議協会マーケティング最優秀賞)」を受賞している。