新しい水上交通の時代を切り開く「ハンガン(漢江)バス」が建造を終え、ついに実物が公開される。ソウル市が今年3月から着手した「ハンガン(漢江)バス」2隻の進水式を11月25日、キョンサンナム(キョンサンナム(慶尚南)道サチョン(泗川)市で行ったと発表した。
ハンガン(漢江)バスの特徴は、船内カフェテリアで手軽な飲食物を販売し、船の前後に自転車置き場を設置することで、自転車を利用して乗車もできるようになっていることだ。4つの車いす席も用意されており、交通弱者もハンガン(漢江)バスを便利に利用できる。
ソウル市は、環境にやさしいハイブリッド船として建造されたハンガン(漢江)バスはリチウムイオン電池による火災事故が起きないよう、様々な安全装置を設けていると説明した。
ソウル市の関係者は、公開された2隻の船舶は韓国海洋交通安全公団(KOMSA)の検証を経て12月までにハンガン(漢江)に引き渡される予定であり、残りの6隻と予備の船など追加船舶4隻も正常に建造され、順次ハンガン(漢江)に引き渡される計画だと述べた。
また、船舶のハンガン(漢江)への引き渡し日程に合わせて段階的に船舶や設備の検証、スタッフの訓練、航路の検証、緊急対応訓練などのテストパイロットを行い、正式運行までハンガン(漢江)バスの運営における安全性と利便性を十分に確保する計画だ。
25日(月)、キョンサンナム(慶尚南)道サチョン(泗川)市で開かれた「安全祈願・ハンガン(漢江)バス進水式」で披露されたハンガン(漢江)バスの外観
25日(月)、キョンサンナム(慶尚南)道サチョン(泗川)市のウンソン重工業工場を訪れたオ・セフン(呉世勲)ソウル市長が
来年からハンガン(漢江)バスに乗って通勤する市民の日常を事前に体験している。