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市長演説

  • ソウル市、「ソウル韓屋4.0再創造」で都市の魅力・競争力を引き上げる

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    ソウル市は2月14日(火)、韓屋政策の長期総合計画である「ソウル韓屋4.0再創造計画」を樹立して、今年から本格的推進に乗り出すと発表した。

    市は、最近多様な現代韓屋、韓屋を再解釈した現代建築物が登場するなか、利用者の利便性、趣向などが反映された独創的かつ現代的な韓屋と韓屋デザインに対するアプローチと政策転換の必要性を認識し、本計画を策定した。

    これまでの22年間、ソウル市は韓屋の新築・修繕支援、環境改善、景観管理、文化プログラム運営など、韓屋に対する総合的な支援に取り組んできた。2022年にはこれまでの政策成果が認められ、景観分野の国際評価賞「アジア都市景観賞」を受賞している。

    ソウル市は去る1年間、現代韓屋の活性化に携わる専門家と居住民の意見を収集した結果、▲独創的なデザインのための規制緩和、▲韓屋の価値要素発掘、▲地域の特色に合う景観管理と新規韓屋村の造成、▲韓屋をはじめとする韓国住居文化の拡散などが必要だという意見が上がり、本計画に反映させた。

    「ソウル韓屋4.0再創造」の目的は、「新しい韓屋、日常の中の韓屋、グローバル韓屋」を通してソウルの都市競争力と魅力を高めることにある。
    主な実践課題は、①新しい韓屋:デザイン支援の拡大、②日常の中の韓屋:ソウルの隅々に新規韓屋村の造成、③グローバル韓屋:韓国住居文化(K-リビング)の普及など、合計3つの方向性で推進される。

    <新しい韓屋|韓屋建築様式が適用された建築物も支援、独創的な韓屋のため審議基準改善>

    第一に、独創的な韓屋デザインを生むため、韓屋の概念を拡大して審議基準緩和、インセンティブ強化、地域別の景観管理を支援していく。

    まず、これまで「韓屋建築物」に限定されていた韓屋の概念を、現代的な材料と技術が適用された「韓屋建築様式」と「韓屋デザイン建築物」まで拡大して、より多様で個性ある韓屋造成を支援する計画だ。

    これにより、これまで建築と修繕の支援を受けられなかった商業用韓屋など、現代的な構造・材料が組み合わさった韓屋も、最少基準(必須項目)さえ満たしていれば、「韓屋建築様式」項目に該当すると見做され支援を受けられるようになる。

    便利で独創的な生きた韓屋を自由に建てられるよう、建築と審議基準を大幅改編する。これまで73項目に制限されていた「韓屋建築審議基準」のうち、44項目を緩和または廃止する。このため、2023年2月まで「審議基準」を改正して、「ソウル特別市の韓屋等の建築資産の振興に関する条例」も改正する計画だ。

    構造、建具、瓦、軒の長さ、庭上部の構造物、庭の段差など、33項目の審議基準を緩和する一方で、家具の配置、窓枠、大門など11項目の基準は廃止する。10坪未満の小規模韓屋の審議基準は、立面の比例、屋根の高さ、軒の長さなどが緩和される。

    「韓国式木構造」と「その他の構造」の組み合わせが可能になり、商業地域の場合は、軒の長さ基準も90㎝→60㎝に緩和される。

    既存の韓屋の空間構成配置、韓国式建具、木構造、街路景観、屋根景観の維持など、伝統韓屋の構法、形態、特性がよく活かされた韓屋には、建設費用の最大20%まで追加支援するインセンティブも支給する。
    また、プクチョン(北村)、ソチョン(西村)など既存の住居地とイクソンドン(益善洞)等の商業地域、新規造成される韓屋村などは、既存の地域的特性と景観を保てるよう、外壁、屋根の材料、建具などの基準も緩和する計画だ。

    <日常の中の韓屋|魅力あるソウル景観の創出と暮らしを潤す韓屋村の拡大造成>
    今後10年間、ソウル市の10か所に韓屋村を造成する。
    日常の中で自然に韓屋に出会って享受できるよう、自治区公募などを通して公園解除地域、毀損された開発制限区域などを活用して、ソウル市の至る所に自然の中の韓屋村を造成する。

    新しい韓屋村は、現在プクチョン(北村)等の都心の韓屋村とウンピョン(恩平)韓屋村を除いて、韓屋がない地域に拡大するが、自治区の提案公募を通して対象地を発掘して、拡大を進めていく予定だ。

    韓屋村の造成は、SH公社などを通じた公営開発方式で推進する計画で、一部公益目的の療養院、高齢者施設、美術館などの建築物にも建設を支援する方針だ。

    <グローバル韓屋|韓国住居文化コンテンツ発掘の世界化…プクチョン(北村)・ソチョン(西村)「公共韓屋グローバルラウンジ」>
    最後に、韓屋住居文化の魅力拡散と世界化を推し進める。
    最近、K-ポップ(pop)、K-ムービー(movie)などK-カルチャー(culture)に対する国際的な関心が高まっており、韓国の住居文化もK-リビング(living)コンテンツとして注目されている。

    2023年は、プクチョン(北村)とソチョン(西村)の韓屋村に「公共韓屋グローバルラウンジ」を設置して、外国人訪問客のためのプラットフォームとして、韓屋と住居文化を体験できる空間を運営する。

    グローバルラウンジでは、韓屋に関する情報提供、茶道・陶芸などの体験プログラム、韓屋の家具、照明、工芸品などのインテリアショールーム展示などを提供する予定だ。

    その他にも、「韓屋」をテーマとする展示・博覧会に参加、記念品開発、公募展開催をはじめ、国内外の企業、地域の匠との協業を通じた韓屋関連商品の開発と商業化も積極的に支援する。

    駐韓大使館、文化院、外国企業などとも協業して、韓屋空間のレンタル、オープンハウスなどを催して、韓屋と住居文化に触れる機会を提供していく計画だ。
北村、 このように変わります北村は住居地域です観光客の立入制限