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環境/エネルギーニュース

  • ソウル大公園のヤマネコのつがい、絶滅危惧種保全のため日本へ寄贈

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,915
    ソウル大公園は、2020年にソウル大公園で自然繁殖に成功したヤマネコ5匹のうち1つがいを、日本・東京にある井の頭動物園へ寄贈する。かつて2002年に、ソウル-東京都友好事業の一環としてヤマネコのつがいを寄贈したことにつづいて2度目の寄贈となる。ヤマネコは国際的な絶滅危惧種であり、特に当時寄贈したヤマネコ2匹は、初期繁殖つがい(Founder)として日本の動物園内で飼育個体群が確立するのに貢献している。 ヤマネコという名前は比較的耳馴染みがあるが、その反面、ヤマネコは国際的絶滅危惧種Ⅱ類、韓国絶滅危惧野生動物Ⅱ類で、絶滅の危機に瀕している動物である。韓国において野性のヤマネコは、ロードキル(道路上での自動車事故)被害及び生息地の破壊によって個体数が急減している。特に、日本の場合、個体数が急激に減少して、対馬地方にのみ生息していることが知られている。ソウル大公園は、昨年2020年に自然繁殖によって生まれた残り3匹を含め、現在ヤマネコ15匹を保有している。 ソウル大公園は、絶滅の危機に瀕しているヤマネコの保全のため、野性に戻す試み、救助した個体の保護、自然繁殖の推進など、あらゆる方面でたゆまぬ努力を注いでいる。今回の寄贈も、国際的な絶滅危機に瀕しているヤマネコの保全のため推進され、日本内での飼育個体群形成と市民教育に貢献するものと期待されている。 なお、今回ヤマネコのペアが迎え入れられる予定の井の頭動物園は、多摩動物園、上野動物園などが属する東京動物園協会所属であり、ソウル大公園とは縁が深い。4月、ソウル大公園は雌ライオン「ミオ」を多摩動物園に寄贈しており、ミオは10月初旬に健やかに安産したという知らせが伝えられた。現在、ソウル大公園は多摩動物園からチーター2匹の寄贈を受けており、2021年中に迎え入れることができるよう努力している。
    ソウル大公園のヤマネコ
    ソウル大公園のヤマネコ
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