実用化や事業化の可能性の高い再生可能エネルギーの生産およびエネルギー効率の向上分野など、ソウル型グリーン(エコ)技術の研究開発にソウル市が積極的に支援する。
「ソウル型グリーン技術R&D支援事業」は、環境問題解決と経済成長の両面で効果が期待される再生可能エネルギーおよびエネルギー効率化、大気質および生活環境改善のために必要なグリーン技術を開発・活用する目的で2010年より進めている事業である。ソウル市はグリーン技術R&D支援事業を通じて開発された実用技術を公の場所はもちろん、民間でも利用されるように積極的に取り組むことで、ソウル型エコ産業の競争力を高め、雇用拡大を目指していく。
また、二重窓、断熱窓、断熱材、高効率ボイラーなどを、費用の80%以内で最大1千万ウォン(最低2百万ウォン)まで融資する。
今年の2月からエネルギー証明書制度の施行により、500世帯以上の共同住宅では売買の際、エネルギー評価書の添付が義務付けられた。これを受け、大規模な共同住宅のエネルギー効率化が緊急課題となってきた。
2012年の住宅エネルギー効率化事業の結果、断熱窓の交換申込は178件と、全体の90%以上を占めた。ソウル市は上質な断熱窓を低価格で購入できるよう、支援方法を模索している。