ソウル特別市と東亜日報社が主催するソウル国際マラソンが、国際陸上競技連盟(IAAF)の世界陸上文化遺産(World Athletics Heritage Plaque)として選定され、2019年5月10日に日本・横浜市で開催されたイベントにて発表された。これはフルマラソンの大会としては米国のボストンマラソン、ギリシャのアテネマラソンに続いて世界で3番目であり、アジアでは初となる。
世界陸上文化遺産は、オリンピックの金メダリストであり国際陸上競技連盟の会長であるセバスチャン・コー会長が、3000年の歴史を持つ陸上の驚くべき記憶や一瞬一瞬を記念するために制定したものである。陸上の発展や歴史に貢献した大会やランドマークなどに授与される。
ソウル国際マラソンは、韓国で唯一のゴールドラベル大会であり、1931年に創設され2019年で90周年を迎えた。ソウル都心で開かれるソウル国際マラソンは、マラソンのエリート選手が参加するフルマラソンコースと、市民が参加して健康的に走る10kmコースに分かれ、毎年4万人が参加する一大マラソンイベントとなっている。
2019年3月17日に開催されたソウル国際マラソンには、韓国内外のマラソン選手139人を含め、計66か国から約3万8千人(フルコース:2万人、10km:1万5千人、リレー:3千人)が参加した。
ソウル国際マラソンは、2019年にも10年連続となるゴールドラベルを獲得しており、2020年にはゴールドの上のランクであるプラチナラベルの獲得にチャレンジする予定だ。