ソウル市は、「ソウル伴侶犬パトロール隊」の拡大運営期間において、犯罪予防と危険防止活動に加え「弱者と共に歩む」ための情緒的支援活動、「正しいペット(伴侶)文化の定着」をリードするための活動など、活動領域を拡大して運営中である。
特にソンパ(松坡)警察署と(社)ユギギョンオプヌンドシ(捨て犬のいない都市)と協力してテスト運営中である「明日を共に(カッチ)歩む」プログラムは、共同生活家庭(グループホーム)の児童に対し情緒的孤独の解消やプライドの向上など、ポジティブな効果を与えることができるものと期待されている。
プログラムに参加した共同生活家庭「幸福な私たち」の代表は、活動に参加した子供たちが楽しんでいる姿を見ると、今回のプログラムが子供たちにとって良い情緒的支援を与えてくれると考えられると語った。
9自治区において、伴侶犬パトロール隊は、8月12日にカンドン(江東)区を皮切りに開始した活動運営期間(8月12日~10月4日)中、活動日誌4,012件を作成した。このうち、泥酔者などの犯罪予防関連(112通報)は47件、保安灯の故障など施設の安全・不便(120通報)は894件が発見されるなど、コンスタントな活動成果を挙げている。
また、巡察チームを対象とする活動関連アンケート調査の結果、回答者のうち98.4%が「巡察隊の活動後より犯罪予防及び地域社会の安全に対する意識が高まった」と回答しており、94%は「自分の町に対する愛着が高まった」と回答しているという結果を見るに、伴侶犬パトロール隊を通じた共同体治安文化の形成に肯定的な効果が現れたことがわかる。
ソウル市は伴侶犬パトロール隊活動を通じて、地域社会の犯罪予防と弱者と共に歩むために尽くす市民の努力に感謝するとともに、今後とも地方行政と連携した治安政策を継続的に発掘していくと語った。