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プレスリリース

  • もっと幸せな都市の日常を目指す 栄えある大賞に伊「Countless Cities」 人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に変えるデザイン

  • プレスリリース SMG 913
    • 持続可能性、創意・革新、公共・共有、参加・協力など、暮らしに与えるプラスの影響力の価値を追求
    • 日常が幸福な都市をつくるデザインで、都市問題の方向性を示す国際的な賞
    • 世界31ヶ国、99のプロジェクトが応募、人中心のデザインに対する様々なアプローチ方法を提案
    • 5大陸、12人の専門家による10回に及ぶ運営委員会を経て、チャールズ・ランドリーら審査委員5人を選出
    • 大賞を受賞した伊「Countless Cities」の「Farm Cultural Park」は、芸術的インスピレーションを受けた再生事業を通じて都市全体を再活性化させるデザインで社会的革新の先駆的事例として評価

    ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)が主管する「第2回 Human City Design Award」で、イタリアの「Countless Cities」が栄えある大賞に選ばれた。 「Human City Design Award」は持続可能な都市、日常が幸福な都市を目指し、デザインを通じて都市の未来を示すデザイン・プロジェクト(デザイナーまたは団体)に授与する国際的な賞だ。 大賞に選ばれたイタリアの「Countless Cities」は、世界的に田舎離れが進んだ時期に、イタリア・シチリア島の田舎の町、ファヴァーラ中心部に位置する古い空き家を現代美術の展示やコミュニティ・スペースとして蘇らせたプロジェクトだ。10年前、観光客ゼロだった町は、デザイン芸術再生事業を通じて10万人が訪れる町へと変貌を遂げた。 ソウルは「漢江の奇跡」と呼ばれるほど社会的、経済的に超高速成長を遂げた。しかし、成長の量とスピードを重視するあまり、取り残され、排除される人々も生まれた。ソウル市は当時の高速成長の負の遺産を、共有のデザインで克服している。「Human City Design Award」は、変わり続ける都市の日常に生きる市民たちが、「デザインはいかにして人間らしい都市を持続可能にできるか」を共に問い、共に答えを模索する過程で生まれた共同体のビジョンであり、実行方法だ。 創造都市の世界的権威であり、「Human City Design Award」審査委員長のチャールズ・ランドリー(Charles Landry)は、「多くのプロジェクトが人中心にデザインされた都市とは何かについて、様々な方法でアプローチしていて興味深かった」と評価し、「『Human City Design Award』の信念であり指針は、すべての人にとって住みよい都市をつくるために取り組む様々なプロジェクトを知らせることだ」と語った。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「新型コロナウイルスの影響で互いに会うことが難しい状況だが、今こそ参加と協力を通じたデザインで、人中心の都市らしさを取り戻すため、持続可能な未来についての論議が切に求められている」としながら、「『Human City Design Award』は都市デザインの専門家やコミュニティ専門家、建築家、行政専門家、教育機関と世界中の都市の住民たちが期待し、夢見る都市デザインのフェスティバルとして成長するだろう」と語った。 一方、「Human City Design Award」の運営委員であり、ミラノ・トリエンナーレ・デザインミュージアム(Milano Triennale Design Museum)の館長も務めた、アンドレア・カンチェラートは、「『Human City Design Award』は、デザインという分野が多元的かつ包括的で開放的であり、人類がこの世界に求める変化に気づけるよう、希望を示すコンテスト」であると、賞の意味を強調した。 「Human City Design Award」の大賞賞金は、人中心の都市に向けたデザイン活動のために使用される。2019年に行われた第1回授賞式では、世界25ヶ国から75作品が出品され、南アフリカ共和国の貧しい村に美しい革新をもたらした「Dunoon学習革新プロジェクト」が大賞を受賞した。麻薬や犯罪から生活を守るための住民たちの活動が際立つ「Dunoon」プロジェクト・チームは、子どもたちのための図書館や未来教育革新センター、コミュニティ・ホールを作り、賞金を利用して現在も様々なプログラムを開発している。 ※報道資料および画像はWebhardでご確認できます。 [Webhard URL]:http://webhard.seouldesign.or.kr フォルダー名:행복한 일상 만드는 디자인이 지역경제까지 살린다!  (幸せな日常をつくるデザインが地域経済も幸せに) ID: ddppr@seouldesign.or.kr PW: ddp03210321(「ゲストログイン」で接続)

    第2回 Human City Design Award 大賞 イタリア「Countless Cities」 人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に

    第2回 Human City Design Award 大賞イタリア「Countless Cities」人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に
    大賞 出身国 イタリア プロジェクト場所 ファヴァーラ(Favara)
    プロジェクト名 カウントレスシティ~数えきれない都市~(Countless Cities)
    デザイナー名 アンドレア・バルトリ(Andrea Bartoli)

    現在、地球の人口77億人の半分以上が都市に暮らしており、田舎離れが進んでいる。気候変動、経済的変動、都市への世界的な移動現象が人類の未来を左右するだろう。都市とは何か?いかにして作動するのか?特定の都市がほかの都市より好まれる理由は何か? 「Countless Cities」とは、2019年6月、イタリア・シチリア島の田舎の町、ファヴァーラ(Favara)の中心部に位置する現代芸術センター「Farm Cultural Park」で2019年から開催されているビエンナーレだ。「Farm Cultural Park」は、ファヴァーラの古く廃れた町を現代美術の展示やコミュニティ・スペースに生まれ変わらせたプロジェクトだ。 世界中の都市を特別にするために貢献した写真家や建築家、創作者が革新的な実験を示し、コンサルタントや建築家、都市計画専門家、大学、公共、民間機関の参加はもちろん、地元住民がパビリオンの構築などのプロジェクトに参加し、地域全体で町について考えるきっかけを与えた。プロジェクトは都市の未来を夢見てデザインし、住民たちが自ら改善に挑戦できるよう励まし、インスピレーションをもたらした。 空き家を展示や文化イベントのスペースとして活用し、小学生には教育プログラムを、住民たちには雇用を提供し、荒廃した農村の町を芸術の町へと変貌を遂げさせ活力を吹き込んだことで、多くの訪問客が訪れる町となった。 社会的企業、Favara Societa per Azioni Buoneと共に、今後30年間でファヴァーラの市民を3万2千人から5万人に増やす計画を立てている。隔年で開催されている「Countless Cities」は、ファヴァーラの繁栄を目指す体系化されたプロジェクトとなった。 公共のスペースや持続可能な住宅への投資、未来を担う子どもたちへの教育、若者の移住を防ぐための雇用、さらに、市民の生活の質を向上させるためのプロジェクトを継続して生み出し、これからも住み続けたい町に発展させていく計画だ。
    もっと幸せな都市の日常を目指す 栄えある大賞に伊「Countless Cities」 人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に変えるデザイン
    – Curry Stone Design Prize 受賞者 – 2012年、2016年ベネチア建築ビエンナーレ招請 – 公共および民間文化団体の戦略的企画・妥当性・管理諮問委員
    【要約】 イタリア・シチリア島の荒廃した田舎の町、ファヴァーラを、開かれたコミュニティと芸術の中心地へと生まれ変わらせたビエンナーレ・プロジェクト。地域住民や芸術家、建築家、さらには世界の都市の参加により、廃れた農村の町全体を活性化させ、国境や言語、文化の壁を越え、都市の未来を考察するきっかけを与えた。