ソウルデザインアワードのイベントポスター
ソウルデザインアワードの歴代受賞作(大賞)
第1回:ケープタウン都市持続可能性研究チーム(Cape Town’s Urban SustainabiIity Unit、南アフリカ共和国)の「ドゥヌーン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」
「ドゥヌーン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」は、人種差別政策以降の臨時居住地だ。多くの住民が電気、きれいな水、正式シャワー施設のない臨時居住地で暮らさなければならず、これを解決するために図書館やスポーツセンターを建てて、早期児童開発センターなどの次の段階を計画した。予想以上に多くの居住民が急に押し寄せたドゥヌーン(Dunoon)では、独創的かつ革新的なデザイン思考が地域全体の肯定的な効果倍増に役立っている。 |
第2回:ファームカルチュラルパーク(Farm Cultural Park、イタリア)の「カウントレス・シティーズ(Countless Cities)」
シチリアのファバラ(Favara)にあるファームカルチュラルパークは、空き家を展示・文化イベント空間に変えるプロジェクトだ。現代芸術空間に生まれ変わった空間では、2019年から「カウントレス・シティーズ(Countless Cities)」ビエンナーレが開催されている。これによって、小学生たちには教育プログラム、住民たちには働き口が提供された。荒れ果てた農村都市を芸術村に変えて活力を吹き込み、多くの訪問客を誘致した事例だ。 |
第3回:インシトゥプロジェクト(Insitu Project、中国)の「夢の家(House of Dreams)」
「夢の家(House of Dreams)」は、捨てられた洞窟の居住地に、地域住民の積極的参加を通じてコミュニセンターを築き、これによってデザインに対する新たな認識をもたらしたプロジェクトだ。周辺100か所余りの村の住民が廃棄物を直接収集して施工に参加し、共同体に対する自負心を養い、廃棄物をリサイクルできる方法を深く理解できるようにした。現場で地域住民が討論し合い、自らコミュニティ空間をデザインする作業過程は、非熟練者の住民をデザインの主体へと成長させた。 |