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文化/観光ニュース

  • ソウルデザインアワード、規模拡大により世界46か国の人々の注目を集める、前年比2倍↑

  • ソウル市総合ニュース SMG 883
    • 参加国は昨年比2倍の46か国、応募作数は3.5倍増して急成長を見せる
    • 授賞部門は12から25分野に、賞金総額1億5千万ウォンに拡大
    • 社会問題を解決するデザインプロジェクトを発掘してデザインの価値を世界中に伝える
    • 今年の受賞者は10月25日にDDPで発表・授賞予定
    全世界を対象に日常の問題を独創的な方法で解決したデザインプロジェクトを発掘する「ソウルデザインアワード2023」の受付が終了した。今年はどのプロジェクトが受賞するのか、全世界のデザイン界がソウルに注目している。

    公募の結果、応募作数は前年比3.5倍増加し、参加国も46か国と2倍以上増えた。4回目の累積では、現在まで計62か国がソウルデザインアワードに応募した。

    また、授賞部門も拡大された。特別賞であるリサーチ賞と今年のイシュー賞(デジタル部門)などが新設され、授賞部門は12から25部門に拡大され、賞金総額も1億5千万ウォンに上がった。

    ソウルデザインアワードは、日増しに複雑化・多様化する社会問題を解決したデザインプロジェクトを発掘することで、デザインの価値を世界中に伝えている。

    来る9月27日から、受賞作展示と人気賞の市民投票が実施され、授賞式は10月25日、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)にて開催される。

    ソウルデザインアワード2023の受賞作は、授賞式で公表された後にDDPホームページ(www.ddp.or.kr)やソウルデザイン財団ホームページ(https://seouldesign.or.kr)を通じて公開される予定だ。ソウルデザインアワードに関する詳細は、ソウルデザインアワードホームページ(seouldesignaward.or.kr)で確認できる。

    ソウルデザインアワードのイベントポスター

     

    ソウルデザインアワードの歴代受賞作(大賞)

    第1回:ケープタウン都市持続可能性研究チーム(Cape Town’s Urban SustainabiIity Unit、南アフリカ共和国)の「ドゥヌーン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」

    「ドゥヌーン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」は、人種差別政策以降の臨時居住地だ。多くの住民が電気、きれいな水、正式シャワー施設のない臨時居住地で暮らさなければならず、これを解決するために図書館やスポーツセンターを建てて、早期児童開発センターなどの次の段階を計画した。予想以上に多くの居住民が急に押し寄せたドゥヌーン(Dunoon)では、独創的かつ革新的なデザイン思考が地域全体の肯定的な効果倍増に役立っている。

     

    第2回:ファームカルチュラルパーク(Farm Cultural Park、イタリア)の「カウントレス・シティーズ(Countless Cities)」

    シチリアのファバラ(Favara)にあるファームカルチュラルパークは、空き家を展示・文化イベント空間に変えるプロジェクトだ。現代芸術空間に生まれ変わった空間では、2019年から「カウントレス・シティーズ(Countless Cities)」ビエンナーレが開催されている。これによって、小学生たちには教育プログラム、住民たちには働き口が提供された。荒れ果てた農村都市を芸術村に変えて活力を吹き込み、多くの訪問客を誘致した事例だ。

     

    第3回:インシトゥプロジェクト(Insitu Project、中国)の「夢の家(House of Dreams)」

    「夢の家(House of Dreams)」は、捨てられた洞窟の居住地に、地域住民の積極的参加を通じてコミュニセンターを築き、これによってデザインに対する新たな認識をもたらしたプロジェクトだ。周辺100か所余りの村の住民が廃棄物を直接収集して施工に参加し、共同体に対する自負心を養い、廃棄物をリサイクルできる方法を深く理解できるようにした。現場で地域住民が討論し合い、自らコミュニティ空間をデザインする作業過程は、非熟練者の住民をデザインの主体へと成長させた。