政治情勢が揺れる中、ソウル市は都心の各所で開催されているソウルの代表的な冬の祭典「2024ソウルウィンターフェスタ」を楽しむ市民たちの姿を発信し、韓国国内ではほっと一息つきながら楽しめるイベントである点を、また海外観光客に対しては「ソウルは今まで通り安全な都市」という点を世界にアピールすることに総力を挙げる計画だ。
まずは、祭りを楽しむ市民や観光客に「リアルな口コミ」をシェアしてもらうイベントを実施する。ソウル市チャンネルを通じてリアルタイムでやり取りをおこなう。
ソウル市インスタグラムでは「ソウルウィンターフェスタをリアルタイムに!」と題したストーリーズへの写真投稿キャンペーンを実施。光化門(クァンファムン)、清渓川(チョンゲチョン)、ソウル広場などのお祭りスポットで撮影した写真をインスタグラムにアップするもので、12月20日(金)より10日間参加可能。
また、イベント会場の情報もリアルタイムでシェアする。インスタグラム、X(旧Twitter)、フェイスブックなどのソウル市公式SNSを通じて、イベント会場ごとの市民の様子をリアルタイムに伝えることで、ソウルの日常と安全性を世界に発信する。さらに、安全に祭りを楽しんでもらうために、イベント会場周辺の交通・安全対策・混雑状況情報も提供する予定だ。
次に、インフルエンサーや外部メディアを活用することで、祭りの情報やソウルの安全性・魅力を発信していく。
ソウル在住の外国人インフルエンサーと共に、彼らが「ソウルウィンターフェスタ×ソウルマーブル」を体験する様子を盛り込んだコンテンツを制作・配信する。ソウルウィンターフェスタの6つのスポットを訪れ、ミッションを行う動画を公開。外国人視点での祭りの楽しさをPRし、外国人の参加を促す。
さらには、韓国のファッション誌『VOGUE KOREA』など知名度の高いメディアを活用し、祭り関連のおしゃれなコンテンツを制作・配信する。また、有名な旅行系インフルエンサーとタッグを組み、お祭り体験型コンテンツも作る計画だ。
ソウル市のマ・チェスク広報担当官は、「日常の中でソウルウィンターフェスタを楽しむ市民たちの姿を、SNS・YouTubeなどソウル市のあらゆる媒体を活用して発信することで、安全で魅力的なソウルの冬の祭典と日常を積極的にPRしていく」とし、「ソウル市が心を込めて準備したウィンターフェスタが問題なく開催されているということをきちんと伝えて、世界中から沢山の観光客に来てもらいたい」と述べた。