ソウル市は、地下鉄を利用する市民の文化環境づくりのため、今年3月現在288ある地下鉄の駅のスクリーンドア4,498個のガラスの壁に、1,936編の詩を掲載している。
詩は、できるだけすべての詩人が参加できるよう、2009年以降、詩人約1,500名に自分の作品の中で一番のお気に入りを選んでもらい、掲載した。
また、ソウル市は今年5月頃に入れ替えて掲載する300編の作品を公募する計画だ。これにより、詩好きな一般市民の創作詩が公共の場である地下鉄の駅に掲載されるようになる。
併せて、多文化時代の到来により、世界各国の詩も試験的に掲載する案を検討している。
世界各国の詩は、大林(テリム)・加里峰(カリボン)駅(中国)、二村(イチョン)駅(日本)、梨泰院(イテワォン)駅(英・米、ナイジェリア)、新盤浦(シンバンポ)・高速ターミナル駅(フランス)、東大門(トンデムン)歴史文化公園駅(ロシア、モンゴル)、東大門(トンデムン)駅(ネパール)、緑莎坪(ノクサピョン)駅(インド)、恵化(へファ)駅(フィリピン)、往十里(ワンシムニ)駅(ベトナム)などで掲載される予定だ。
一方、詩と音楽が調和した詩朗読公演イベントは、漢江(ハンガン)の仙遊島(ソニュド)および盤浦(パンポ)地区、北ソウル夢の森、トゥクソム・ソウルの森、東大門(トンデムン)歴史文化公園など5ヶ所の公園で、5月21日(土)から10月上旬まで毎週土曜日に開かれる。