ソウルを訪れる外国人観光客にとって買い物の必須コースとなっている「ミョンドン(明洞)」。ソウル市はそのミョンドン(明洞)において、「ショッピング大国」のイメージを損なう各種悪質商法に厳しく対応すべく、実態調査はもちろん、一斉取締りに乗り出す。
ソウル市はミョンドン(明洞)の様々なショッピングアイテムのうち、まず「化粧品販売店」を対象に27日から取り締まりを実施していて、今後飲食店や露店など他の業種にまで拡大することで健全な観光秩序を確立していく方針だ。
まず、5月27日(月)から29日(水)までの3日間、ソウル市、チュン(中)区、ソウル警察庁による合同取締班(15班、約50人)を投入し、ミョンドン(明洞)観光特区における化粧品販売店(75か所)を対象に「化粧品法」に基づく「価格表示の遵守」などを集中的に取り締まる。
さらに、ソウル市は外国人観光客を対象にアンケート調査を実施し、覆面調査員(ミステリーショッパー)を投入してミョンドン(明洞)におけるショッピング観光の全体的な実態を把握し、改善策を講じる。
他にも、ソウル市は自治区・観光通訳案内士協会・警察と連携して合同取締班を構成し、ミョンドン(明洞)観光特区一帯で活動する無資格のガイドを取り締まり、根絶キャンペーンを実施する予定だ。
ソウル市はぼったくりや押し売りなどの悪質商法がソウルのイメージを損なうことがないよう、観光秩序を正すために最善を尽くす方針を明らかにした。