ソウル市は、2025年の1年間、ソウルに住む外国人住民とソウル市をつなぐ窓口の役割を担う「外国人住民ソウル生活サポーター」を募集する。サポーターに選抜された者には、外国人住民の視点をもってソウルで暮らす中での不便を見つけ、実質的な改善策を提案する役割が課せられる。
ソウル市は、24日(金)までに、「外国人住民ソウル生活サポーター」60名を募集すると発表した。
「外国人住民ソウル生活サポーター」に選抜された者は、具体的には、ソウル市の外国人・多文化政策に対するフィードバックをはじめ、さまざまななお祭りや施設に対するモニタリング、ソウル観光など、外国人という立場からソウル市を眺めたときに浮かび上がってくる状況や改善点をソウル市に伝える役目を担うこととなる。
ソウル市に1年以上居住する外国人、帰化者、結婚移住者のうち、韓国語または英語を話せる者であれば誰でも応募できる。
2024年には、24か国の外国人住民40名がサポーターとして活動に取り組み、386件のソウル生活に関するさまざまな提案が提出された。
代表例としては、シンリム線都市鉄道のプラットホームに設置されたスクリーンドアの自動開閉ガイドに韓国語が読めない外国人も理解できるようQRコードを貼付したこと、ソウル多文化ママ学校オンライン講義における差別的な表現に対して是正を求めたことなどが挙げられる。
応募希望者は、2025年1月24日までにメール(eunjae@seoul.go.kr)で申込書を提出することで応募できる。書類審査を行い、選抜された最終合格者には、2月3日(月)までに個別に通知される予定だ。
「外国人住民ソウル生活サポーター」募集についての詳細は、ソウル市(www.seoul.go.kr)、ソウル外国人ポータル(https://global.seoul.go.kr)、ハンウルタリ(www.mcfamily.or.kr)ホームページで確認できる。募集に関するお問い合わせは、ソウル市多文化担当官(☎ 02-2133-8699)にて受け付けている。
2025年外国人住民ソウル生活サポーター募集公告
ソウル特別市公告第2025-54号
ソウルに居住する外国人の生活をより便利にできるようサポートするため、日常生活における不便な点や改善意見の提案、多文化家族政策の提案、理不尽な法律の改善に関する提案、市政に関する提案などを行う外国人住民ボランティアを募集いたします。
2025年1月10日
ソウル特別市長
□ 募集概要
ㅇ 受付:2025年1月15日(水)~2025年1月24日(金)
ㅇ 募集人数:60人
ㅇ 応募資格
ㅇ 提出書類
① 申込書1部
② 個人情報収集・利用についての同意書
③ 身分証明書コピー1部
※ 個人情報保護法に基づき、サポーター運営期間終了後には直ちに破棄
ㅇ 応募方法:メール申込
※ メールアドレス: eunjae@seoul.go.kr (☎ : 02-2133-8699)
【モニタリング団】
下記の①番と②番の両方の資格を満たす外国人または結婚移住者(帰化者を含む)
① ソウルに1年以上居住し、韓国語または英語を話せる者(韓国語が流暢な者優遇)
② ソウルに深い関心と愛情を持つ者
※ ボランティアとして採用されるため、特別な身分や地位は与えられない。
※ 未登録者(活動中に在留資格を失う場合)は自動的に解任【事業概要】
○ 活動期間;2025年3月~2025年12月
○ 活動内容に応じて所定の活動費を支給(1件の提出当たり30,000ウォン支給)
○ 委嘱式及びオリエンテーション:2025年2月14日
※ 日程は都合により変更される場合があります。
○ 活動費支給内訳;
区分 | 支給額(ウォン) | 支給基準 |
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課題提出 | 30,000 | 4件/人 * 1か月につき4件支給 |
2025年外国人住民ソウル生活サポーター募集公告のポスター