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[2012] 市長挨拶

  • ソウルという同じ空の下で障害者と健常者は共に生きています。

  • [2012] 市長挨拶 SMG 1,218
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    2012年障害者の日における「希望ソウル・ヌリフェスティバル」での記念演説

    日付: 2012年4月20日 場所: ソウル広場

    本日は美しい青空が広がるとても良いお天気です。その美しい青空に負けないよう、ソウルがもっと美しい都市になるよう頑張ります。ご来場の皆様、2012年「希望ソウル・ヌリフェスティバル」へようこそ!こちらまでお越しいただく際に何かご不便なことはありませんでしたでしょうか。

    イ・ギュダル組織委員長はじめ関係者の皆様、ボランティアの皆様、ソウル市議会のホ・グァンテ議長及び議員の皆様、そしてご来賓の皆様、心より感謝申し上げます。厳しい環境の中でも社会の模範となるような活動を実践してこられた受賞者の皆様や、人と少し違う能力を持っているだけの障害者のためにご支援を惜しまなかった方々に、尊敬と感謝の意を表します。「ソウル市・障害者部門福祉賞」の受賞を心よりお祝い申し上げます。

    本日は32回目となる「障害者の日」です。韓国社会では人と少し違う能力を持って、輝かしい人生を送っていらっしゃる方が大勢います。体の不自由な方は能力が不足しているのではなく、人と違う能力を持っているだけです。世界有数の航空会社であるボーイング社では、格納庫の維持管理を担当する職員の15%が耳の不自由な方だと聞きます。また、目以外の全ての感覚を使って世界を見る視覚障害者の方々は、ピアノ調律師などとして優れた能力を発揮していらっしゃいます。

    障害者、健常者を問わず、誰もが人生において克服すべき困難や苦しみを持っています。ただ、体の不自由な方は少し違う形での困難や苦しみを持っているだけです。そして、私たちはソウルという同じ空の下で、共に生きているのです。

    ソウル市では今年から公務員の新規採用の際、障害者の割合を10%に引き上げる予定です。心の壁や制度の壁を取り払い、共に生きていくための具体的な方策を講じます。ソウル市は今年4月18日に「障害者・希望ソウル総合計画」をまとめました。これはヤン・ウォンテ名誉副市長をはじめ多くの障害者の方々が政策決定の過程に参加し、数十回にわたって膝を交えて話し合った賜物です。つまり、障害者の皆様がただ政策の恩恵を受けるだけではなく、政策決定者として積極的に参加されたということです。我々はこの「障害者・希望ソウル総合計画」を着実に実践していくとともに、その過程においても障害者の皆様と持続的にコミュニケーションを取りながら、最大限の効果を出せるよう努めます。

    親愛なる市民の皆様、ソウル市は障害者団体と連携して、障害の有無にかかわらず、全てのソウル市民が共に楽しみ、共に触れ合うことのできるよう「障害者の日」を記念して様々なイベントをご用意させていただきました。知的障害者のダンスやオーケストラ演奏、肢体・脳病変障害者のハーモニカ演奏、精神障害者の絵画展示会などが用意されております。社会福祉共同募金会と共同で行う「希望のコイン募金イベント」にもご関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。

    この場をお借りして、これまで障害者福祉のためにご尽力くださった関係者及びボランティアの皆様のご労苦に、改めて深い感謝と尊敬の意を表したいと思います。市民の皆様、美しいこの季節を思う存分満喫してください。ご清聴、ありがとうございました。

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