世界主要都市133か国のうち、ソウルが国際金融競争力において十指に入った。これは、フランス・パリ(17位)と日本・東京(22位)よりも上位であり、2023年から3年連続Top10入りを果たした結果となる。
ソウル市は、世界主要都市の金融産業の競争力を測定・評価する指数「国際金融センター指数(Global Financial Centres Index・GFCI)」において、ソウルが総合ランキング10位を記録したことを発表した。
英国のコンサルティンググループZ/Yen社は、世界主要都市の金融競争力を分析した「国際金融センター指数(GFCI) 37次レポート」を、韓国時間3月20日(木)午後6時(英国時間 午前9時)、オンライン*を通じて発表した。
* GFCI 37次発表ウェビナー登録リンク:https://fsclub.zyen.com/events/all-events/launch-of-global-financial-centres-index-37/
Z/Yenグループと中国総合開発研究院(CDI)が共同主管して発表するGFCIは、人材資源、企業環境、金融産業の発展、インフラ、都市評判など5つの評価項目と世界中の金融機関従事者に対するオンラインアンケート調査結果を総合して算出される。
GFCI (Global Financial Centres Index)指数
ソウル市は今回行われた37次GFCIで、フランクフルト(11位)を追い抜き10位を記録し、世界主要都市のうちニューヨークとロンドンがそれぞれ1位と2位を獲得、香港(3位)とシンガポール(4位)がそれに続いた。
ソウルは、2019年には36位止まりだったが、2021年3月16位、2022年3月12位など徐々にランクアップし、2023年からは毎年10位入りを記録している。
特に、「フィンテック」分野では2年連続で10位を維持し、デジタル金融都市ソウルの競争力を示した。ソウル市は、今回のGFCIの結果に対して、ソウルフィンテックラボの運営を通じた入居企業の成果、ソウルフィンテックウィーク開催など、デジタル金融分野の活性化に向けて努力を重ね、急変するグローバルフィンテック産業のトレンドにタイムリーに対応してきた成果であると分析している。