ソウル市は、電力供給線を必要としない自己発電の太陽光街灯、「ソーラーLED照明灯」を3機、G20サミットの会議場であるコエックスの「ピアノ噴水台」の前に設置したと発表しました。
温室効果ガスを全く排出せず、遠隔モニタリング制御が可能なスマート・ソーラーLED照明灯を外国からの訪問客や市民に披露し、「低炭素グリーンエネルギー都市」を目指すソウルのエコ都市としてのイメージを広くアピールする計画です。
ソーラーLED照明灯は、グリーン・テクノロジーの研究開発のためにソウル市と韓国科学技術院(KIST)が共同で推進する事業で、日中、太陽光によって生産された電気を太陽電池に蓄電し、夜間にそれを使ってLED照明灯を稼動させる照明システムの商用化に向けた研究目的で設置されたものです。
ソウル市と韓国科学技術院(KIST)は、これに先立って今年8月に第1号機と第2号機をKIST内に設置し、消費電力や照明灯の高さ、遠隔制御方式などを確認しており、今回コエックスに設置された照明灯は、最終的に選ばれた規格やデザインを採用したものです。
ソウル市の関係者は、「このようにグリーン成長を目指す、エコ都市に飛躍するための努力にさらに拍車をかけ、ソウル型の10大グリーン・テクノロジーを育成し、エコ産業関連の雇用100万件を創出する計画である」と述べました。