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経済ニュース

  • スマートシティ特区1年、ICT技術が日常生活の課題を解決する

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,544

    モノのインターネット(IoT)など先端ICT技術で交通・安全・福祉などの日常生活の問題を解決する「スマートシティ特区」1号となるソンドン(城東)区とヤンチョン(陽川)区を選定してから1年が過ぎた。一年間、歩行者の交通安全、障がい者の駐車問題、一人暮らし高齢者に対するケアサービスなど様々な分野における変化が表れ、市民の体感度が高まっている。 ソンドン(城東)区は、歩行量が多く交通事故の発生リスクが高い14か所の横断歩道に、多様な新技術センサーが集約された「スマート横断歩道」を構築することで、停止線の違反件数が70%まで減少する成果を得た。ソンドン(城東)区庁とムハク(舞鶴)女子高等学校前の横断歩道に「スマート横断歩道」を設置し、2か月間の停止線違反件数を比較した結果、2万4千件(2019/9/1~9/15)から7千件(2019/10/16~10/31)に減少した。


    停止線の違反件数(運営期間:9月1日~10月31日)

    スマート横断歩道は、歩行者用信号機に従って地面に設置されたLED照明が緑と赤で信号を知らせるものである。赤信号の時に歩行者が車道の近くに接近すると、危険を知らせる警告音が発生する。 特に、横断歩道全体を照らすLED照明は、夜間の運転者の視認性を高め、車両が停止線を守らなかったりスピード違反した場合は、知能型監視カメラの分析技術を通じて電光掲示板に自動車ナンバーの一部と写真を表示する方式などにより、停止線違反の予防効果も発揮する。 ヤンチョン(陽川)区の「障がい者専用駐車区域保護」サービスは、不法駐停車の予防に効果を示した。障がい者専用駐車スペースに駐車を試みた非障がい者の車両は、音声案内を聞いて駐車せずに出て行くケースが見られ、障がい者専用駐車区画80面を測定(2020/1/14~1/30)した結果、駐車を試みた計3,628件の車両のうち28%である1,016件が出車し、これはすべて非障がい者の車両だったことがわかった。 「障がい者専用駐車区域保護」サービスは、非障がい者が障がい者専用駐車スペースに駐車すると音声案内で知らせるサービスだ。現在、モクトン(木洞)5団地アパート、Eマートモクトン(木洞)店、シヌォル(新月)文化体育センター、ヤンチョン(陽川)文化会館などの施設・公用駐車場17か所における障がい者専用駐車区画80面で実施している。 その他にも、2か所のスマートシティ特区で実証・常用中のサービスとしては、▴一人暮らし高齢者の孤独死防止のための「スマートプラグ」(ヤンチョン(陽川)区)、▴自ら故障の有無を管理する「カスタマイズ型スマート保安灯」(ヤンチョン(陽川)区)、▴自動車塗装所の大気汚染防止施設の稼働状態をIoTセンサーで感知する「大気汚染物質排出施設の遠隔管理」(ソンドン(城東)区)がある。
    スマート街路灯(電気充電)サービス
    スマート街路灯(電気充電)サービス
    ソウル市は、2020年もこのようなスマートシティ特区サービスを継続拡大すると同時に、2つの新規サービスもテスト導入する。▴LED照明などを通じて運転者には歩行者を、歩行者には車があることを知らせる「スマートスクールゾーンサービス」、▴充電機能付き街路灯を設置することで電気自転車などを充電できるようにする「街路灯活用電気充電サービス」だ。