スイスのチューリッヒとソウル市間の友好交流を目的としたフェスティバル「チューリッヒ、ソウルと出会う(Zurich meets Seoul)」の開幕式が2019年9月28日、ソウル都市建築展示館で開催される。
このフェスティバルでは2019年9月28日から10月5日までソウル市内に設けられた各会場において、文化芸術と科学技術の2分野における30余りの各種イベントが行われる。そのうち科学技術分野では、ブロックチェーン、バーチャルリアリティー(VR)、拡張現実(AR)、人工知能(AI)などの先端科学技術をテーマに、両都市の学界や技術専門家・産業関係者たちが参加する公開講座とワークショップなどが行われる。文化芸術分野ではチューリッヒとソウルのアーティストたちによるジャズコンサートやエレクトロニックミュージックコンサート、公共美術展示会、コーヒーフェスティバル、スイス映画祭などの各種プログラムが行われる予定だ。
パク・ウォンスン(朴元淳)ソウル市長は2018年、ブロックチェーン企業の聖地と呼ばれるスイスのツーク市を訪問して「ブロックチェーン都市ソウルの推進計画」を発表、そこでチューリッヒと「ソウル市とチューリッヒ州間における友好都市協約」を締結した。この場でチューリッヒのコーリーヌマウク(Corine Mauch)市長は、両都市の共同主催で開催するイベント「チューリッヒ、ソウルと出会う」へのソウル市の協力を求めた。
そしてソウル市とソウルデジタル財団の共同主管で開かれたワークショップ「ソウル・スマートシティ・サミット、都市を再び考える」では、デジタル時代の都市計画と公共都市における問題解決のための公共及び民間部門のデジタル化をテーマにシンポジウムが行われる。両都市は今回のイベントを通じて早急に解決しなければならない都市問題に対して持続可能なスマートシティ技術及び開発方案について話し合い、両都市の経験を共有して国際的な協力関係を強化する予定だ。
文化芸術分野のプログラムとしては、音楽や美術をはじめとする文化芸術公演や展示会、ワークショップ、映画祭、デザインマーケットなど、活気あふれるチューリッヒの文化芸術やライフスタイルを披露するユニークな文化芸術プログラムが行われる。
「チューリッヒ、ソウルと出会う」プログラムの詳しい内容や日程、出演ゲストの詳細情報については、公式ホームページとSNSで確認できる。イベントの参加費は無料(一部を除く)。座席数に制限があるため、希望者はホームページで事前登録しなければならない。
= ホームページ:
https://www.zurichmeetsseoul.org
= Facebook:
https://www.facebook.com/zurichmeetsyourcity
= Instagram:
https://www.instagram.com/zurichmeetsseoul
「チューリッヒ、ソウルと出会う:両都市のフェスティバル」とは?
インスピレーションを与える世界の代表的な都市とチューリッヒをつなぐグローバル記念シリーズの5回目のプロジェクト。スイスのチューリッヒは、文化・経済・学術などの分野全般において世界有数の都市と連携し、毎年1つの都市を選定して該当都市とチューリッヒ間の友好交流を記念するフェスティバルを行っている。ニューヨーク、ロンドン、香港、サンフランシスコに次いで5番目にあたる都市はソウルだ。そこで2019年9月28日から10月5日まで、ソウル市の各会場でチューリッヒの科学・技術・芸術・ライフスタイルなどを紹介する興味津々のイベントが開かれる。
本フェスティバルには、両都市の政治家、芸術家、研究者、企業家、革新家などが参加、人やアイデア、意見の多様性を体感できる文化的経験と生産的なコミュニケーションの場を模索するために企画された。