グローバル経済の停滞と利上げによる金融危機によって、企業が困難に直面しているなか、ソウル投資庁と韓国投資証券は手を取り合って、大手投資者に競争力のある韓国企業を紹介し、継続的な産業に対する投資意思をアピールする大々的なソウル企業セールスに乗り出す。
ソウル市は、グローバル投資誘致イベント「ソウルインベスターズフォーラム(Seoul Investors Forum)」を、11月21日(月)と22日(火)の2日間、ヨイド(汝矣島)コンラッドホテルで開催した。2日間にわたって、投資誘致説明会、グローバル特殊効果制作会社との投資誘致業務協約の締結、ブルームバーグコリアの国際合併買収(M&A)傾向と現状など、さまざまなイベントが実施された。
「ソウル投資者フォーラム(ソウルインベスターズフォーラム)」では、次世代ユニコーン企業として評価されている半導体デザイン(設計)企業「セミファイブ(SemiFive)」がトップランナーとなり、グローバル市場で認められている技術力、今後の成長可能性などを約100名の韓国内外の投資者に紹介した。
これと同時に、ソウル市とグローバル特殊効果映像制作会社「アイラインスタジオ(Eyeline Studios. Inc.)」の投資誘致業務協約式(MOU)が行われた。Netflixの子会社である「アイラインスタジオ」は、ソウルに特殊効果映像スタジオの新設を発表し、今後5年間1億ドル(約1,370憶ウォン)の投資計画と最少200名の新規スタッフ採用計画を公開した。
今回のイベントは、2022年2月に発足したソウル投資庁が初めて開催するグローバル投資誘致イベントで、グローバル経済危機の状況下で、投資心理の委縮によって経営が困難になったり企業成長のために海外投資誘致が必要なソウル企業に対して、積極的に韓国内外の投資者を連結させ、そのチャンスを提供する機会になることが期待されている。