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プレスリリース

  • オ・セフン市長「ソウルビジョン2030」 階層移動のはしごを取り戻し都市競争力確保へ

  • プレスリリース SMG 500
    • 今後10年間の市政マスタープラン「再び飛躍する公正都市」のビジョンの下、4大目標と中心課題20推進へ
    • 共生都市:住居・雇用・教育・福祉で階層移動のはしごを取り戻し、公正な競争と機会を保障
    • 世界をリードする都市:世界TOP5の都市を目指し、大胆な規制改革とインフラ大幅拡充
    • 安心都市:気候変動、粒子状物質、事故や災害などからの回復力の強い都市へ
    • 未来感性都市:魅力と感性が息づき、伝統・現在・未来が共存する品格ある都市へ

     ソウル市のオ・セフン市長は15日(水)、今後の市政運営の基本方針を網羅した「ソウルビジョン2030」を発表した。2030年までの10年間を見据えたソウル市政のマスタープランだ。  ソウル市は今年5月から各界各層の122人からなる「ソウルビジョン2030委員会」(有識者44人、市民78人)を発足させ、136日間、100回を超える議論の末に「ソウルビジョン2030」をまとめた。  市は、今年5月から122人の「ソウルビジョン2030委員会」を組織・運営し、8つの分科会で合わせて103回に及ぶ会議を開催するなど、踏み込んだ議論を行ってきた。  「ソウルビジョン2030」が示した最重要ビジョンは「再び飛躍する公正都市ソウル」だ。この最重要ビジョンの実現に向けて確立すべき2030年までの4大未来像として▲共生都市▲世界をリードする都市▲安心都市▲未来感性都市を定めた。  こうした目標を政策として具現化するため、①階層移動のはしごを取り戻し、②国際的都市競争力の強化、③安全な都市環境の実現、④味わいと感性で品格を高めるという4大政策目標の下、16の戦略目標および78の政策課題を推進していく。  絶たれてしまった階層移動の機会を取り戻し誰もが公平に機会を得られるソウル、落ち込んだグローバル都市競争力を回復させ再び人と企業と投資が集まる魅力的なソウルづくりを目指す。  市は特に、中心となる20課題を優先的に推進し、市民が実感できる効果を最大限に引き上げたい考えだ。

    <共生都市:住居・雇用・教育・福祉の4つの階層移動のはしご回復で公正な競争と機会を保障>

     第一に、現在、絶たれている階層移動のはしごをかけ直し、未来への発展の原動力を取り戻す。公正な競争と機会を保障すべく▲住居▲雇用▲教育▲福祉という4つの階層移動のはしごが歯車のように噛み合い回り続ける構造的システムの構築を目指す。  年間で平均8万戸を新規供給することで住居の不安を解消し、青年活力プロジェクトと50代以上のシニア世代の雇用エコシステムを整備、さらに自営業者など地域経済復活プロジェクトで雇用のはしごを取り戻す。先月、新たにスタートしたオンライン教育プログラム「ソウルラン(learn)」は、教育のはしごをかけ直すための政策だ。福祉にはしごをかけるための弱者に寄り添う福祉制度「ソウル型市民安心所得」は来年、試験的に運営を開始する。

    <世界をリードする都市:世界TOP5の都市を目指し、大胆な規制改革とインフラ大幅拡充>

     第二に、世界TOP5の都市を目指し、都市競争力を引き上げるための多面的な政策を推進する。特に、良質な企業環境の整備と有能な人材の誘致を通じてソウルの世界的競争力を強化すべく、その妨げとなる規制を大胆に改革し、関連のインフラを大幅に拡充する。  世界5大金融都市への参入とアジアのデジタル金融ハブを目指し、汝矣(ヨイ)島(ド)をデジタル金融特区に指定。ソウルの産業競争力を高めて将来に備えるべく、漢(ハン)江(ガン)周辺の成長拠点を中心に江南(カンナム)・江北(カンブク)をつなぐ4大新成長革新軸を整備する。また、都市レベルの投資専門機関「ソウル投資庁」を新設し、企業フレンドリーな環境を整え、企業価値1兆ウォン規模の世界的ユニコーン企業を40社まで増やしていく。  東大門デザインプラザ(DDP)を中心とする東(トン)大門(デムン)エリアは世界のトレンドをリードするビューティー産業ハブとして整備し、来年からアジアを代表する観光フェスティバル「ソウルフェスタ(SEOUL FESTA)」を開催する。漢江の水路を回復させ、地上にある線路を地下に移すなど、都市全体を立体的に活用する「スマート立体交通都市」を実現する。

    ※4大新成長の革新軸

    ▲国際競争革新軸:漢(ハニ)陽(ャン)都城(トソン)-ソウル-龍山(ヨンサン)-漢(ハン)江(ガン)-汝矣(ヨイ)島(ド)-永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ)-九(ク)老(ロ) ▲青年先端革新軸:漢江-聖水(ソンス)-清涼里(チョンニャンニ)-洪(ホン)陵(ヌン)-光云(クァンウ)大(ンデ)-倉(チャン)洞(ドン) ▲未来融合革新軸:漢江-三(サム)成(ソン)-水(ス)西(ソ)-良(ヤン)才(ジェ) ▲感性文化革新軸:上岩(サンアム)-漢江-麻(マ)谷(ゴク)-金浦(キンポ)空港

    <安心都市:気候変動、粒子状物質、事故や災害などからの回復力の強い都市へ>

     第三に、気候変動や粒子状物質、事故や災害など市民の命と安全を脅かし、都市の成長を妨げる要因から安全で、回復力の強い都市環境づくりにも注力する。  市民の誰もが自分で健康管理ができる「スマート・ヘルスケアシステム」を構築し、AIなど先端技術を活用した「マニュアル都市」を整備することで災害への対応力を高める。エネルギーを抑えて生産する「スマートエコ都市」づくりにも拍車をかける。

    <未来感性都市:魅力と感性が息づき、伝統・現在・未来が共存する品格ある都市へ>

     第四に、魅力と感性が息づく伝統・現在・未来が共存する都市を築き、新型コロナウイルスで疲弊した市民の日常を癒し、都市としての品格を高めていく。  全国初の「メタバース・ソウル」プラットフォームを構築し、段階的に市政の全領域に拡大する一方、世宗(セジョン)文化会館と東大門デザインプラザ(DDP)を拠点とする文化芸術の中心、感性都市をつくる。風(プン)納土(ナプト)城(ソン)から光化門(クァンファムン)の月(ウォ)台(ルテ)まで、2000年に及ぶソウルの歴史と文化を復元する「支川(チチョン)ルネッサンス」を通じて、地域の大小の河川が流れる水辺を市民の活力と経済活動の中心に生まれ変わらせる。  ソウル市は「ソウルビジョン2030」における政策課題の実行力を担保すべく、各課題に総括責任者を指定し、毎年、円滑に事業を推進できるよう四半期ごとに事業評価を行い、各事業の進捗を定期的に分析して事業計画を補完・発展させていく。  四半期別事業評価には、各分野の専門家や市民からなる評価団も参加し、政策推進の透明性と受容性を高める。  市は、ビジョンで提示された政策課題を具体化し推進する過程では、市議会と密に連携し協議していく計画だ。  市はまた、「ソウルビジョン2030」の全78課題の詳細を今月末からソウル市ホームページや電子ブックで公開する。  オ・セフン市長は「行政機関や政策の専門家、さらに市民が共に膝を突き合わせ議論に議論を重ねた末に今後10年間のソウル市政のマスタープラン『ソウルビジョン2030』をまとめた」としながら、「『再び飛躍する公正都市ソウル』というビジョンの下、誰もが夢を持てるソウル、公正と共生の価値が息づく超一流のグローバル都市ソウルを目指して今再び全力で取り組みたい」と語った。
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