シルクロードの中心都市、ウズベキスタンのタシュケントに韓国の伝統美を広く発信する「ソウル庭園」が2014年9月に完成し、竣工式が行われました。
タシュケントのソウル公園は、8067平方メートルの敷地に韓国の楼台や瑞石池、花階、伝統的な塀など、韓国の伝統庭園施設が設置されているほか、松などの高木249株、ムクゲなどの潅木1344本、エゾギクなどの草花類5150本など、韓国固有の樹種が重点的に植栽されています。
ソウル公園の造成は、2009年5月、イ・ミョンバク(李明博)大統領のウズベキスタン訪問の際に、韓国民族としての誇りを持ち、高麗人の苦痛を慰められるソウル公園を造成してほしいというタシュケント在住の高麗人(約5万5千人)の要請を受け、2010年7月2日にソウル市とタシュケントが姉妹都市協定を締結することで合意に至りました。これを受けソウル市は、26億ウォンの予算を投じ、ソウル公園の設計案を公募し、2012年12月に着工、2014年5月に同公園が竣工しました。
ソウル市は楼台や伝統的なあずま、鐘楼などが調和したソウル公園を造成することにより、タシュケント市民には韓国の伝統文化を紹介できるエキゾチックな庭園として、現地在住の高麗人と在外国民には郷愁と韓国民族の誇りを感じさせるスポットになると期待しています。
ウズベキスタンの首都であり、中央アジア最大の工業都市であるタシュケントは、欧州伝統の悠久なる歴史と文化が息づく魅力的な街で、ソウル市民が世界の都市の中で最も訪問したがる都市の一つです。現在、ソウル市とタシュケントは、2006年3月の友好協力協定締結と2010年7月の姉妹都市締結以来、公務員招待研修などの交流を推進してきました。
ソウル市は、エジプト・カイロを皮切りにフランスのパリ、ドイツのベルリン、モンゴルのウランバートルに続き、ウズベキスタンのタシュケントにもソウル公園を造成し、2014年9月現在、世界7カ国8カ所に公園と森、そして通りを造成しました。
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