ソウルに住む外国人の教育環境の改善と外国人投資の活性化のため、ソウル市が誘致したイギリスの名門学校「ダリッジ・カレッジ・ソウル」の開校式が今月20日(水)午前10時30分に学校の体育館で行われました。
今回、開校式が行われた「ダリッジ・カレッジ・ソウル」は、ソウルで運営されている他の外国人学校とは異なり、ソウル市がグローバル都市競争力を高めるために世界の名門学校を対象に行った誘致努力によって誘致した初めての外国人学校です。
ダリッジ・カレッジ(Dulwich College)は、イギリス・ロンドンに本校を置いている名門私立学校で、中国の上海、北京、蘇州の3地域で外国人学校を運営しています。
ダリッジ・カレッジ・ソウルは、地下1階、地上3階、延面積1万2,618㎡の規模で9月2日に開校しました。
幼稚園から小学校までの児童、計500人を定員としており、韓国人の比率は定員の25%以内に制限されます。
ただし、韓国人は3年以上海外に居住した児童に限り入学できます。
授業は100%英語で行われ、現在37人の教師が勤務しており、1人の教師が6人の児童を教えます。
現在、ソウルには西大門区(ソデムング)延禧洞(ヨンヒドン)ソウル外国人学校、龍山区(ヨンサング)ソウル龍山(ヨンサン)国際学校をはじめ20の外国人学校がありますが、江南(カンナム)地域には外国人の望むレベルの施設や規模、カリキュラムなどを備えた国際的レベルの外国人学校が少なく、外国人投資を誘致する上で障害となっています。今回の「ダリッジ・カレッジ・ソウル」の開校により江南地域の外国人教育環境が大きく改善されるものと期待されます。