ソウル市は、3月20日(水)、米ハリウッドで俳優・映画製作者・社会活動家としてマルチに活躍するダニエル・デイ・キム(Daniel Dae Kim)をソウル市名誉市民に決定したと明らかにした。同氏は、韓国ドラマをリメイクしたアメリカのテレビドラマであるABCの『グッドドクター 名医の条件』を製作し、ABCの『ロスト(LOST)』やCBSの『Hawaii Five-O(ハワイファイブオー)』などアメリカの人気ドラマで主演を務めた。
ダニエル・デイ・キムは現在、Amazonプライム・ビデオで公開予定のドラマ『バタフライ(Butterfly)』の主演としてソウルに滞在している。『バタフライ(Butterfly)』は、今年の2月末からソウルのチョンゲチョン(清渓川)、ヨイド(汝矣島)一帯でロケ撮影に入っており、6月末までプサン(釜山)、アンドン(安東)などでも撮影を行う。
『バタフライ(Butterfly)』のロケ撮影は、▲主演兼製作者のダニエル・デイ・キムが韓国への愛情とソウルへの関心▲韓国系アメリカ人作家であるステフ・チャ(Steph Cha)と、2023年ソウル市の招待ツアーに参加したメイン作家ケン・ウッドラフ(Ken Woodruff)が書いた「ソウルを背景にした物語」▲ソウル市が海外映画、ドラマなどのソウルでのロケ撮影を誘致・支援する「ソウルロケーション撮影支援事業」の三拍子が揃って実現した。
「ソウルロケーション撮影支援事業」は、2007年、オ・セフン(呉世勲)市長が海外映像作品のロケ撮影を誘致するために立ち上げた事業だ。韓国で4ヶ月以上撮影される『バタフライ(Butterfly)』は、国内での撮影が最も長い海外作品となる。
市は、海外映像作品(映画、ドラマ)の撮影を誘致するため、海外の有名な制作者らを招待し、様々なロケ候補地と映像制作のインフラを紹介する招待ツアーも運営している。
市は、『バタフライ(Butterfly)』が世界の人々にソウルの魅力と美しさを知ってもらう「広告効果」も期待している。
ダニエル・デイ・キムについて
名前 : ダニエル・デイ・キム(Daniel Dae Kim)
主な活動内容 ※1992年から52本の映画・テレビドラマに出演
韓国ドラマをリメイクした『グッドドクター 名医の条件』を製作
『ロスト(LOST)』『Hawaii Five-O(ハワイファイブオー)』などアメリカの人気ドラマで主演として活躍