各分野で社会問題の解決に積極的に取り組んでいるアジア７か国の青年たちがソウルに集まる。彼らは社会問題を取り上げて定義し、これを解決するための行動を起こし、その過程と結果を整理して拡散する、いわゆる｢アクティビストリサーチャー(Activist Researcher)｣たちである。 ○｢アクティビストリサーチャー(Activist Researcher)｣とは簡単に言うと活動家(Activist)であると同時に研究者(Researcher)である。都市に住みながら直接経験する社会的問題を研究し、研究を土台に問題解決のために社会運動を起こす人々を意味する。 彼らは気候変動やデジタル市民性などをテーマに発表及び討論を行い、それぞれの活動内容や経験を共有する。 2020年1月6日(月)10時、ソウル市青年ハブ多目的ホールで開かれる｢アジア青年アクティビストリサーチャーフェローシップ(Asia Young Activist Researcher Fellowship、以下 AYARF) – 急進的未来カンファレンス｣は、ソウル市青年ハブとソウル研究院、青年財団の主催で開催される。 AYARFは、今回のカンファレンスを機に作られるアジア各国の青年たちの交流・協力プラットフォームである。韓国をはじめ日本・香港・インド・ベトナムなどアジアの７か国の青年20人がフェローに参加し、今後とも環境や技術などの分野で様々な活動を繰り広げる。 AYARFは、アジアの各都市で起こっている多層的な社会問題を、従来の方法では解決できないという問題意識のもとに作られた問題解決型コミュニティである。ソウル市は青年たちの転換的思考や実践によって新次元の社会変化をもたらすものと期待している。 同カンファレンスは｢青年たちの未来権利のための転換的構想｣をテーマに2部にわたって行われる。1部(急進的行動)では、アジア・青年・都市問題に関する基調演説と討論が行われ、2部(急進的声)では｢アジア青年アクティビストリサーチャーフェローシップ(AYARF)｣の参加者たちが今後の研究・活動に対する計画を発表する。 急進的未来カンファレンスは、上記のような内容に関心のある市民なら誰でも参加できる。参加希望者は、ソウル市青年ハブ(www.youthhub.kr)またはAYARF(www.ayarf.net)で参加申し込みする。