知られざるソウルの桜の名所、トンジャク(銅雀)国立顕忠院
桜の季節になると、正門から顕忠門の裏まで、四方八方が薄紅色の波に飲み込まれる。
しだれ桜の枝が春風になびいてさらに情趣を深め、風に舞い上がった花びらが雨のように降り注ぐ。顕忠院のチュンムジョン(忠武亭)は写真家が足しげく通うスポットとしても有名だ。東屋の周辺に、枝を垂らしたしだれ桜が美しく咲いている眺めが逸品である。短い間だが、桜と木蓮が両方とも満開の風景を写真にとらえることもできる。
国立顕忠院の桜がとりわけ美しい理由は、しだれ桜が立ち並んでいるためだ。
韓国にある桜はその大半がソメイヨシノであるが、国立顕忠院にある桜は柳のように枝を下に垂らしているしだれ桜であるため、また別の雰囲気を醸し出す。
顕忠院のしだれ桜は、正門の道路脇とチュンムジョン(忠武亭)の周辺が最も美しい。絢爛たる顕忠院のしだれ桜を、写真で観賞してみよう。
住所: ソウル市トンジャク(銅雀)区トンジャクドン(銅雀洞)271-18