韓国在住の外国人が推薦するイチオシのソウル観光体験コースとは?
ソウル市は今年4月に韓国在住の外国人500人を対象に実施した20の分野におけるソウル観光文化体験グレーテスト・トップ20(G20)の結果を発表し、選ばれたコースを中心に外国人向けのオーダーメード型観光コースを開発することを明らかにしました。これまでの外国人を対象にした人気度の調査といえば、単純な料理や観光地に対する調査であったのに対し、今回の調査では外国人がソウルで楽しめる多彩な体験に焦点を合わせ、実際にソウルを訪れる外国人観光客に参考になるようにしました。
分野 |
1位 |
2位 |
3位 |
南山体験 |
Nソウルタワー |
公園 |
ケーブルカー |
文化公演 |
ノンバーバル |
韓国の家 |
ビーボーイ |
博物館 |
国立博物館 |
国立民俗博物館 |
戦争記念館 |
古宮 |
景福宮 |
守門将交代式 |
昌徳宮 |
ショッピング |
明洞 |
コエックスモール |
東大門 |
伝統市場 |
南大門 |
薬令市/ 京東 (キョンドン)市場 |
長漢坪 (チァンハンピョン) 収集品市場 |
韓国料理 |
カルビ |
韓定食 |
ビビンバ |
芸術&デザイン |
仁寺洞 |
弘大前芸術通り |
オリンピックデザイン公園 |
エンターテインメント |
ロッテワールド |
ソウルツアーバス |
ソウルの森 |
登山 |
北漢山 |
清渓山 |
北岳山 |
漢江 |
漢江クルーズ |
漢江公園 |
自転車 |
夜間体験 |
弘大(ホンデ) |
カジノ |
狎鴎亭(アプグジョン) |
健康&ウェルネス |
チンジルパン |
瞑想 |
菜食 |
スポーツ |
野球 |
サッカー |
乗馬 |
仏教体験 |
曹渓寺(チョゲサ) |
奉恩寺(ポンウンサ) |
華渓寺(ファゲサ) |
徒歩観光 |
三清洞通り |
清渓川(チョンゲチョン) |
仁寺洞(インサドン)通り |
制作体験 |
韓服の試着 |
キムチ作り |
茶道 |
グローバル |
梨泰院(イテウォン) |
清潭(チョンダム) |
芸術の殿堂 |
酒類 |
マッコリ |
覆盆子 |
焼酎 |
IT |
デジタルメディアシティ |
龍山ゲームリーグ |
サムスン・ディライト |
調査結果によると、ヨーロッパからの観光客が重視する夜間体験で一番人気が高かったのは弘益(ホンイク)大学前のクラブとユニークな通りでした。このほか狎鴎亭(アプグジョン)、北岳(プガク)スカイウェーなど様々な回答がありました。
また、健康・ウェルネス分野では1位のチンジルパンに続き、菜食、健康診断、鍼術など、興味深い体験が上位にランクされました。韓国料理の分野では、プルコギがダントツの1位になるだろうとの予想に反し、カルビや参鶏湯(サムゲタン)、カルグクス、チヂミ+マッコリ、ストリートフードも外国人に人気が高いことがわかりました。
さらに、最近、韓国人に人気の新しいスポットが、外国人にも人気のあることが判明しました。ショッピングは依然として明洞と東大門が1・2位となった一方で、龍山(ヨンサン)電子センターやコエックス、清潭洞(チョンダムドン)通りなどがそれに続き、徒歩観光では三清洞(サムチョンドン)通り、仙遊島(ソンユド)水路、新沙洞(シンサドン)街路樹通りなど、ソウルのいろいろな地域の体験コースの人気が高いことがわかりました。
これまでは、ソウルを訪れた外国人は明洞、仁寺洞、古宮など文化史跡をメインに観光すると考えられていましたが、今回の調査で、外国人はソウルで楽しめる多様な体験に多くの興味を示しており、またその地理的範囲も大幅に広がっていることがわかりました。
今回のアンケート調査に答えたある外国人は、「色彩が豊富な壁画、ビンテージ衣料品店、小規模の美術館、フリーマーケット、面白いカフェ、そして素敵なクラブが並んでいる弘大通りを歩いていると若者のエネルギーを感じることができ、特に弘大前は力強い韓国の若者文化を肌で感じることができる」といい、明洞については、「行く度にずっしりと重いショッピングバッグを抱えて帰らなければならないほどショッピングしたくなる街だ。それに明洞は常に変化しつづけているようでも、路地裏にはずっと変わることのないおいしさが味わえる店がある。何回来ても飽きない、それが明洞の魅力だ」と話します。
ソウル市は、今回の調査結果をパンフレットに掲載するほか、ウェブサイトで公開して外国人に紹介し、選ばれた地域を中心にテーマ別(半日・1日コース)・複合型(半日・1日・2日コース)観光コースを開発して、外国人に紹介する計画です。例えば「韓国料理体験1日コース」は、曹渓寺体験→昼食(ビビンパ&ネギチヂミ)→仁寺洞→餅博物館→清渓川→Nソウルタワー→夕食(プルコギ)と、地域的特徴を生かしたオーダーメード型観光コースになっています。観光コースについては
www.miceseoul.comのG20特別セクションをご参考に。