世界の主なデザイン都市の市長団と代表団が参加するWDC世界デザイン都市サミットが2月23日(火)にソウル・グランドハイアットホテルで開幕する。
21世紀の都市の競争力「デザイン」をテーマに開かれるWDC世界デザイン都市サミットは、世界デザイン首都ソウル2010の主な公式行事として行われる大規模な国際コンファレンスだ。
現在参加が予定されている都市は31都市で、ヨーロッパ(11)、アジア(13)、アメリカ(5)、アフリカ(2)など、デザインによって都市の発展を達成した都市やそのために努力している都市などで、特に、アジアからは中国の8都市が参加するなど、都市デザインに対する関心が非常に高い。
今回の会議では、ヨーロッパの著名な未来学者や主なデザイン都市の市長団、そして代表団が一堂に会し、デザイン成功都市の事例発表とともに、デザインと都市発展に関する掘り下げた討論を行う予定だ。
初日の23日の基調演説では、ヨーロッパの著名な未来学者マティアス・ホルクス(Matthias Horx)博士が「デザインそして未来」というテーマで、デザインが都市と世界をどのように変化させるのかについて講演する。
2日目の24日には、「デザインと未来都市」というテーマで世界的な碩学による特別セッションが行われる。李御寧(イ・オリョン)元文化部長官やクリス・ウェインライト(Chris Wainwright)ロンドン芸術大学校学長などが発表者として出席する予定だ。
24日午前には、すべての参加都市の市長団と代表団が集まる市長ラウンドテーブルが開かれ、世界デザイン都市サミットの成果をまとめ、デザインによる都市発展の方向を提示する「ソウル・デザイン都市宣言」を採択する予定だ。
ソウル市は2010年世界デザイン首都として、今回のWDC世界デザイン都市サミット(ホームページ:
http://wdcseoulsummit.kr)をきっかけにソウルを世界デザイン中心都市として世界にアピールする一方、ソウルに世界デザイン首都の資格が与えられた期間である2010年の1年間、多彩なデザイン関連のイベントや展示会などを開くことで、デザイン都市としてのブランドを高めていく予定だ。