2013年から施行してきた歩行者優先道路造成事業が今年も推進されます。
今年は20ヵ所を拡大施行し、2016年10月までに計43ヵ所に増やすことにしました。
「歩行者優先道路」事業とは、安全で快適な歩行空間を備えた都市を作ろうというものであり、狭い裏通りでも歩行者の安全と便宜を優先する空間を作る事業です。10m前後の道路のうち、歩道と車道の区分がない場所をまず対象として改善事業を推進しています。
歩行者優先道路は歩行者と車両が混ざり合った空間で歩行者の安全と便宜が優先的に考慮しなければならないため、車両のスピード違反を防いで当該空間が歩行者中心空間として認識されるように様々な技法が適用されます。
まず、既存のアスファルト舗装の代わりにスタンプパッケージング技術を活用して道路空間を歩行空間として認識できるようにします。車道であることを暗示する道路路面表示を減らし、歩行者と車両の領域を物理的に区分する段差と囲いの柵をなくし、持続的に車が歩行者を意識するように促す環境を作ることで、車両の低速走行を促します。
また、必要な場合には該当区間の速度を制限したり、街路沿いの積み荷や不法駐停車の取り締まりなどを施行し、安全で楽な歩行環境を創ることができるように措置します。学校の周辺地域である4ヵ所は、子供たちの登下校時間に車両走行による危険要素を最大限遮断するため、屈曲道路などを通じて車両の速度低減を集中して行う計画です。
ソウル市は今回の歩行者優先道路20ヵ所について全過程に住民協議会が参加するようにして事業の実効性を高めていく予定です。