ソウル市は今まで、公共の費用と労働力をもって管理してきたソウル市内の街路樹28万4千株を、今後市民に順次養子にしてもらい、市民が直接管理するよう誘導することにした。ソウル市は「街路樹を養子にしよう(Adopt-a-Tree)」というプログラムをはじめて導入し、このプログラムに参加する団体、学校などから8月6日より申請を受け付けると発表した。
「Adopt-a-Tree」は「養子にする」という意味の英語「Adopt」と養子縁組の対象となる木の「Tree」が組み合わせられた言葉であり、市民、団体などが木を養子にし、管理するボランティア活動を指す。プログラムに参加する団体には広告の効果が得られ、学生は環境保護活動とボランティア活動の実績が認められる。また、公共団体は人件費を大幅に減らすことができるので、管理予算の節減効果が得られる。
市民は養子にした区間の街路樹周辺のゴミ拾い、雑草取り、違法広告物の除去、水やりなどをする。また専門性を要する街路樹の枝打ち、害虫防除作業などは、従来の通り、区庁が担当する。管理日程はそれぞれ自由に決めることができるが、長期間放置された場合、市は点検期間に養子縁組を解除する計画である。
関連ホームページ: http://environment.seoul.go.kr