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ソウル市総合ニュース

  • 「最も行ってみたい都市」ソウル三年連続第1位!

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    – 日・中・タイの三ヶ国を対象に行った「海外都市マーケティング効果」調査の結果、「1年以内に最も行ってみたい都市」でソウルが第1位!
    – ソウルを選んだ理由は「メディアによる広報・広告」などの海外広報マーケティング
    – ソウルを訪れた三ヶ国の観光客を対象にした調査でも、訪問理由として広報・広告が上位にランク
    – 日・タイでは「費用に関係なく訪問したい都市」の第1位はソウル
    – 4年間で観光客が約43%増加、1,000万人観光客誘致の牽引役として期待

        「最も行ってみたい都市」にソウルが三年連続で第1位に選ばれました。ソウルと答えた外国人の多くがソウルの海外広告やプロモーションを見てソウルを訪問、または行ってみたい都市に選ぶなど、ソウルの海外広報マーケティングがその効果を上げていることがわかりました。 

        ソウル市は9日、昨年11月から今年1月まで世界的なリサーチ会社「ニールセンカンパニー」による日・中・タイの現地人3,200人とソウルを訪れた三ヶ国の観光客600人を対象に行った「2010年ソウル市海外マーケティング効果分析」の結果を発表しました。 

    日本人・中国人・タイ人が「1年以内に最も行ってみたい都市」三年連続でソウルが第1位
        まず、三ヶ国の現地人を対象に行った調査の結果、回答者らは「1年以内に最も行ってみたい都市」第1位にソウルをあげました。中国では、世界の都市の中で「最も行ってみたい都市」として①ソウル(16.4%)②東京(11.0%)③シドニー(9.4%)、日本では①ソウル(10.6%)②ホノルル(10.2%)③パリ(5.4%)、タイでは①ソウル(19.0%)②東京(16.8%)③モルディブ(9.8%)の順でした。 

    メディアによる広報・広告がソウル訪問の主な要因
        ソウル市では、今回の調査結果について2008年から日本・中国・東南アジア地域などを対象に展開してきた海外マーケティングが世界の人々の認知度と好感度のアップにつながったと分析しています。 

        今回の調査で、今後1年以内にソウルを訪問したい主な理由として「メディアで広報・広告などを見たから」という回答がタイでは1位、中国では2位となっています。 

        ソウル市は昨年の「広告・ドラマを見てソウルを訪問したいと思った」という項目を、今年は「TVなどのドラマを見て」と「メディアで都市の広報・広告を見て」に分けて広告効果を調査しました。その結果、「メディアで広報・広告などを見て」がより大きな影響を与えたことがわかりました。

    ソウルに行ってみたい理由
    中国 日本 タイ
    1. 地理的に近いから(33.3%) 1. 地理的に近いから(65.2%) 1. メディアで都市の広報・広告などを見て(40.6%)
    2. メディアで都市の広報・広告などを見て(31.8%) 2. 以前のソウル訪問の経験から(29.7%) 2. ソウルが背景となったTVなどのドラマを見て(38.5%)
    3. ソウルが背景となったTVなどのドラマを見て(28.9%) 3. 旅行商品、航空券などの割引イベント(19.0%) 3. ソウル市と関連したプロモーションを見て(25.7%)
    4. ソウル市関連のプロモーションを見て(20.9%) 4. ソウルが背景となったTVなどのドラマを見て(15.5%) 4. 旅行商品、航空券などの割引イベント(25.1%)
    5. 以前のソウル訪問の経験から(19.2%) 5. メディアで都市の広報・広告などを見て(15.5%) 5. 家族・友人など旅行の同伴者が希望(21.9%)

    ソウルを訪問した三ヶ国の観光客を対象にした調査の結果、テレビ広告などのマーケティングが訪問理由の上位に
        一方、今年1月にソウルを訪れた日本(250人)・中国(250人)・タイ(100人)の観光客600人を対象に行った調査でも、「テレビ広告などソウルのマーケティング」による好感度のアップが上位を占めました。日本人の12.0%、中国人の28.0%、 タイ人の25.0%が「都市の広報・マーケティングを見て」ソウル訪問を決めたと回答しました。

    費用に関係なく訪問したい都市、日本・タイでは第1位、中国では第2位
        今年初めて調査項目に含まれた「費用に関係なく訪問したい都市」に関する質問でも、ソウルは日本とタイでそれぞれ第1位となり、中国でも香港に次いで第2位になるなど、各国でソウルに対する人気が高くなっていることがわかりました。 

    費用が高くても支払う意向がある
    中国 日本 タイ
    1. 香港(16.8%) 1. ソウル(3.5%) 1. ソウル(12.7%)
    2. ソウル(15.0%) 2. 台北(2.9%) 2. 大阪(12.0%)
    3. シンガポール(14.0%) 3. 香港(2.7%) 3. 東京(11.7%)
    4. 東京(11.8%) 4. シンガポール(2.7%) 4. クアラルンプール(8.7%)
    5. 台北(9.8%) 5. バンコク(2.6%) 5. 台北(7.5%)

    中国人のソウルに対する関心が急上昇、観光客数は一年で40%増加
        2010年は、中国人の間で「ソウル」という都市ブランド価値が急上昇した一年でした。実際に中国人観光客の数が前年に比べて約40%増加するという数字だけでなく、ソウルに対する好感度も急激にアップしました。 

        中国人が「海外旅行の計画で最優先に考慮する都市」でソウルと回答した割合は、2009年の20.9%から2010年には29.4%に上昇し、「今後1年以内にソウルを訪問したい」という回答も2009年の11.4%から2010年には16.4%を記録しました。 

    日本人、「海外旅行の計画で最優先に考慮する都市」、「推薦したい観光都市」ソウルが第1位
        日本人の回答者は、「海外旅行の計画で最優先に考慮する都市」、「最も推薦したいアジアの観光都市」としてソウルを第1位に選びました。

        今回の調査で、日本人の回答者の32.9%がアジアの主要10大都市のうち、「旅行の計画でソウルを最優先に考慮する」と答え、その回答は第2位の香港(23.4%)に大差をつけました。また、周りの人に推薦したい都市に関する質問でもソウルが第1位(30.5%)で、香港(21.5%)よりも好感度が高いことがわかりました。 

    タイは二年連続で90%以上がソウル訪問を希望、メディア効果は第1位
        ソウル訪問を希望するタイ人は、2009年の93.7%から2010年の95.3%に増加しており、特に広報・広告やドラマを見てソウルを訪問したくなった人が50%を上回るなど、メディアが大きく影響していることがわかりました。 

        特に、ソウルに関する広報・広告やドラマを見てソウルを訪問したくなった人が、2009年の50.2%から2010年には65.8%に増え、依然として影響を与えていることがわかりました。また、2010年に広報・広告とドラマを分けて調査した結果、ソウルに関する広報・広告を見てソウルを訪問したくなった人が40%を超えるなど、ソウル広報がタイで効果を上げていることがわかりました。 

    ターゲットごとに差別化されたマーケティングが海外マーケティングの成果につながる
        ソウル市は、2008年からメインのターゲット地域である日本・中国・東南アジア地域を対象に現地に合わせた広告を継続的に制作・放映、2009年からはスーパージュニア、少女時代、2PM、イ・ビョンホンなど、韓流スターをソウルの海外広告に起用し、ターゲット地域でソウルの好感度を高めてきました。

        また、広告以外にDiscovery Channel、日本のTV Tokyo、中国の北京TV、タイのCh.5など、テレビメディアとの放送制作協力により「楽しさ無限大、ソウル」(Infinitely yours, Seoul)を発信する多様なマーケティング活動を同時に推進、海外からの観光客の増加につなげてきました。 

    今後、ソウルを訪れる外国人観光客1000万人時代を牽引
        2009年の金融危機や新型インフルエンザなど対外的なマイナス要因や2010年の哨戒艦「天安(チョナン)」沈没事件や北朝鮮による延坪(ヨンピョン)島砲撃事件など、韓国内の不安要素にもかかわらず、海外からの訪問者数は2009年の782万人に続き、2010年は12.7%増の880万人となり、二年連続2桁の高い増加率を記録しました。 

        特に、主要なターゲット地域である中国(39.7%)とタイ(36.5%)で高い増加率を記録したのは、これらの地域で展開されたソウルの海外マーケティングの影響が非常に大きいことを示しており、今後1,000万人の観光客を誘致するうえで牽引的役割を果たすだろうとソウル市は分析しています。