花の女神がソウルに舞い降りる ソウル動物園内の植物園、4月25日まで33日間「花の香り、フラワーフェスティバル」特別展示会
3月半ばを過ぎたというのに、春らしい雰囲気がなかなか感じられません。気持ちはすでに春を迎える準備を終えましたが、雨と雪、強風に黄砂まで重なり、「啓蟄」に冬眠から目覚めた蛙が再び冬眠に入ってしまいそうです。例年ならすでに満開になったはずのモクレンもまだ花を咲かせる気配がありません。
しかし、そんな中でも花の香りに包まれているところがあります。実に250種、8,700本余りの花が咲き誇るソウル動物園内の植物園で「春の香り、フラワーフェスティバル」が24日開幕されました。この展示に出品された作品は、「フラワーアート」と呼ばれるほど芸術性に高く、さらに童話や神話のストーリーと組み合わせで関心を高めています。大きく四つのテーマで構成されているフラワーフェスティバルをご紹介します。
テーマ庭園 1 … 「花の女神フローラ」の空間 古代ローマでは毎年春になると、春の訪れを告げるメッセンジャー「花の女神フローラ」を祝福するフェスティバルを楽しんだそうです。花で宮殿を飾り、花の祝祭を演出します。またギリシャ神話の「天馬ペガスス」と「女神ヘラ」の造形物も西洋蘭といっしょに神話の中の幻想的な空間を再現しています。
テーマ庭園 2 … 花によって生まれ変わった世界の名画 ドライフラワーを利用した「フローラ・コラージュ」技法で、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」やファン・ゴッホの「ひまわり」など多くの人々に親しまれている絵画が新たに生まれ変わりました。また、「ビーナス」の額の中で写真が撮れるユニークなフォトゾーンも設置されています。
テーマ庭園 3 … 「不思議の国のアリス」の庭園 幻想的な庭園で白いウサギを追いかけて不思議の国に迷い込んだアリスを想像してみましょう。植物園でまるで童話の世界に入ったようなユニークな体験ができます。
テーマ庭園 4 … かわいい虎と記念写真! 2010年寅年を迎え、ソウル動物園のBI(ブランド・アイデンティティー)の虎のキャラクターをかわいらしい造形物として花園に演出した庭園です。家族連れの観客のために、展示体験ブースでは2,000ウォン~5,000ウォンの料金で生活健康植木鉢づくり、白虎仮面づくり、芝生人形作品づくり、ペット植物づくりなど、観客が参加できるビッグイベント5が準備されています。
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