忠武公李舜臣の物語を肌で感じる空間 李舜臣(イ・スンシン)将軍の記念館「忠武公物語」が、昨年のハングルの日に開館した「世宗物語」のすぐ隣に2013㎡の規模で造成されます。この記念館の最大の特徴は、「挑戦」、「忠」、「愛国」など李舜臣が伝えた12のテーマを選定してストーリーラインを構成していることです。
特に、亀甲船の模型を実物の55%の大きさで再現することで、観覧客が臨場感を感じながら館内を観覧することができます。亀甲船の縮小模型は、亀甲船の原型に関する議論を参考に、海軍士官学校が復元した亀甲船に対する諮問委員の考証を経て再現されました。
体験ゾーンでは、火砲射撃、櫓漕ぎなどのデジタル体験のほか、屋形船の接合構造や帆上げ、亀甲船の組み立てなどのアナログ体験もできるようになっており、家族連れの観覧客から人気を集めることが予想されます。特に、櫓漕ぎはデジタル反応型の映像を採用しており、観覧客が自ら亀甲船の櫓を漕ぎながら壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時の海戦を間接的に体験できます。
4D体験館で李舜臣の一代記を五感で体験しよう 李舜臣の劇的な生涯は3D立体アニメーションで制作され、4D(四次元)体験館で上映されます。今回、造成される4D体験館は、3Dで制作された映像を水や空気、香り、多様な振動とともに流すもので、32席の体験いすによって戦争の現場を臨場感たっぷりに体験することができます。4D体験館は、国内の技術によって制作した体験いすの設置などの事情により、7月中に完成する予定です。
「忠武公物語」は、忠武公(李舜臣将軍のおくり名)の業績や人間的な面貌、壬辰倭乱と関連した物語などによる8つの体験展示ゾーンで構成され、体験展示ゾーンは「ウェルカム・スペース」、「聖雄李舜臣のひたすらな人生」、「勝利に導く創意的発想」、「国を救った名将の戦略・戦術」、「人間李舜臣の感性」、「現代の希望-羅針盤」、4D映像館「不滅の英雄-回想」、「歴史の通り-疎通」などで構成されます。
「忠武公物語」の開館日の28日…ミュージカル李舜臣など祝賀公演 4月28日の「忠武公物語」の開館当日には、オープニングセレモニーと記念公演「ミュージカル李舜臣」が世宗(セジョン)文化会館大劇場で公演されます。ミュージカル李舜臣は、3年間にわたる制作期間を経て2008年に初めて披露されたもので、初演で8000人余りの観客を動員した作品で、李舜臣の面貌を様々な新しい視点から見つめなおすことのできる作品です。公演は4月28日に2回にわたって行われます。続けて世宗文化会館中央階段の世宗星夜舞台では忠武公物語の開館祝賀公演が行われる。開館以降の運営時間は毎日午前10時30分から午後10時30分までで、入館料は無料です。(毎週月曜日は定期点検のため休館)