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[2015] 市長挨拶

  • 「善良な病院」として 公共医療モデルの役割を充実に果たします。

  • [2015] 市長挨拶 SMG 1,228

    「ソウル医療院9大革新発表」記者説明会

    日付 2015年3月24日 | 場所 ソウル市庁ブリーフィングルーム

    こんにちは。先週、ソウル施設公団革新発表に続き、本日この場で皆様にソウル市の革新に向けた取り組みである「ともに革新」、その第8弾についてお話ししたいと思います。ソウル市傘下の18投資出捐機関の革新のうち、本日はソウル医療院に関する内容でございます。

    ソウル医療院は、1982年9月30日に設立されたソウル市傘下の公共医療法人です。30年以上の歴史を持っており、計653床のベッド数を有しているほか、国内33の地方医療院のうち、最大の規模を誇ります。このようなソウル医療院を、ソウル市民のために何を、どのように革新すべきか熟考に熟考を重ね準備するのは、ある意味であまりにも当然なことかもしれません。

    公共医療が行政においてどれほど大きな割合を占めているかについてお話する前に、市民の生活にどれほど大きな影響を与えているかについて、今さらお話しする必要はないと思います。人間が生きていく上で欠かせないものとして、衣食住が挙げられますが、そのうち衣と食は概ね解決されました。私は衣服を表す「衣」は、これからは医療の「医」の文字に変わるべきだと思います。小さい子どもを持つ親たちは子どもが元気に育つことを、老いた親を持つ子は親が病を患わずに長生きすることを切に願うはずです。そのような市民の思いを支えるのが、行政の大きな責務だと思います。その責務を果たすためには、数多くの課題を解決しなければなりません。

    統計庁の資料によりますと、2012年度の平均寿命は81歳、健康寿命は73歳で、約8年間の隔たりがあります。これは生涯8年という長い期間を医療や治療、闘病に費やしていることを意味します。さらに大きな問題は、韓国保健社会研究院(2014.7.4.)の資料が裏付けるように、所得と教育水準など、社会階層別に健康と関連する生活の質の格差が非常に大きいということです。ソウル医療院の究極の目標は、ソウル市民であれば誰でも、金、学歴、居住地域に関わらず、元気に長生きできるようにサポートし、その中核的な役割を果たすことです。

    ご存じのとおり、ソウル医療院は赤字です。しかし、それは善良な赤字であり、善良な病院の役割を果たしているからだと思います。既にソウル市は、2012年「ソウル市公共医療マスタープラン、健康都市36.5」を発表しました。我々社会の公共医療の概念を拡大し、市民全員が普遍的に適切な水準のサービスが受けられるようにすると約束したことがあります。本日、ソウル医療院の革新という約束も、その延長線上にあります。

    現在、ソウル市傘下にはソウル医療院を含め、計13の市立病院があります。ソウル医療院は市立病院の革新において、ハブの役割を担っていきます。また、ソウルの「洞マウル福祉センター」の推進と関連し、自治区と地域の保健所などを連携する軸となっていきます。長期的には「マウル医療生態系」の構築にも、その活動領域を拡大していく計画です。

    去年、ソウル医療院は介護に追われ日常生活が無気力になっている患者家族の代わりに、無料専門看護サービス「患者安心病院」を運営し、市民から大きな支持を得ました。これを60の医療機関に広めて、医療サービスの水準を高め、市民の生活の質の向上に主導的な役割を果たしてまいりました。

    私は本日の革新を約束することで、今後ソウル医療院はより良いサービスで、市民にとってさらに大きな力となる公共医療機関になるであろうと期待しております。記者の皆様もソウル医療院の約束をしっかり見守っていただき、応援していただければ幸いでございます。ありがとうございました。

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